サラ☆の物語な毎日とハル文庫

「年末に第九を」というのもわかる気がする東京オペラシティコンサートホールで聴いた東京フィルハーモニー交響楽団のベートーベン「交響曲第9番ニ短調『合唱付』作品125」

 

「年末に第九」

恒例行事としてテレビのニュースにもなる。

友人のひとりも毎年、年末の第九演奏会で合唱を歌うのだと言っている。

なんだよ。

「年末に第九」って、文化人っぽいじゃないか。

なんて、いつも傍観していたのだけど、

今年はゴローちゃんの芝居「No.9──不滅の旋律」を見たもので

そのノリで、

年末の「第九」を聞くことになった。

 

 

予習らしきこともせずに行ったコンサート。

指揮者のクリスティアン・バスケスという人が手を振り上げて始まった第一楽章の演奏は

意外にも耳になじんだものだった。

そうか、高3の誕生日に友人がプレゼントしてくれたLPレコードが

ベートーベンの第九だったっけ。

何度も聞いたのに。

特に3楽章が好きだったことを思い出した。

 

というわけでけっこう、というか、思いっきり楽しんだコンサート。

この日の演奏は炸裂するスピード感で

聴き手を突き上げるような迫力だった。

 

4楽章は『合唱』

ソプラノ、アルト、テノール、バリトンの歌い手さんたちの

お腹の底から歌い上げる力強い調べに包まれ

感動したのだった。

 

「絶望を突き抜けて歓喜にいたれ」でしたっけ?

いろんなことのあった1年だったけど

ここで音楽とともに気分を仕切りなおして、新しい年を迎えようではないか

という意味合いが年末の第九にはあるのでしょう。

 

コンサートを聞き終わったあと、

すごくいい気分になって、だから第九なんだと納得した。

来年も年末には第九のライブ演奏に包まれたい。

年末の第九、すごくいい。

 

 

下の第九の演奏は

1968年01月03日 ベルリンフィルハーモニーホール ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

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