サラ☆の物語な毎日とハル文庫

「映画どらえもん のび太の宝島」はスチーブンソンの小説を下敷きにした現代版「宝島」だった 

「映画どらえもん のび太の宝島」は劇場版どらえもんの新作映画。

3月2日付の朝日新聞朝刊に、このポスターの全面広告が出ていた。

大海原、帆船、島、水兵服の登場人物たちが描かれた絵は、

手描き(アナログ)でとても美しい。

そして「宝島」の文字!

心にビビビッと響き、ぐぐんと惹きつけられた。

あんまり素敵なので、切り取って部屋に貼っている。


「宝島」というワードは抗えない魅力がある。

スチーブンソンの小説『宝島』は文句なく面白く

それをベースにしたこの映画も、

どらえもん流に料理されているとはいえ、

きっと面白いんじゃないかなー、と思っていた。


とはいえ、子供の映画だもの。

大人一人で見に行くのは気が引ける。

と思っていたら、ひょんなことから封切り2日めに、

この映画を見ることになった。


プロデューサーが川村元気で、主題歌と挿入歌は星野源。

これで、すぐれもののアニメにならないはずはないのだ。

実際、大人も楽しめて、ストーリーも斬新な

今どきの宝島に仕上がっていた。

見られてよかったー。

 

この映画について、「映画.comニュース」

川村元気さんと、監督の今井一暁さんのコメントを載せた記事が出ている。

以下に引用させていただきます。

まさにこういう映画。

 

【引用・映画.comニュース】

「映画ドラえもん」第38作は川村元気が脚本!18年3月に公開

2017年6月17日 08:00

大海原と宝島を舞台に大冒険!「君の名は。」

大海原と宝島を舞台に大冒険!
(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・
シンエイ・ADK 2018
[拡大画像]

[映画.com ニュース] 国民的アニメ「ドラえもん」の長編劇場版第38作「映画ドラえもん のび太の宝島」が、2018年3月に公開されることが決定した。「君の名は。」「バケモノの子」などのプロデューサーとして知られ、「世界から猫が消えたなら」「四月になれば彼女は」など小説家としても活躍する川村元気が脚本を執筆し、“大海原と宝島”を題材にした大冒険を紡ぐ。

「一番尊敬する作家は誰ですか? そう問われた時に必ず、『藤子・F・不二雄先生です』と答えていました」と話す川村。「大人も子どもも楽しめる物語のなかに、簡潔に科学や哲学が盛り込まれていて、笑ったり泣いたりしているうちに、心の中に深く刻まれている。そんな『すこしふしぎ』な世界にずっと憧れていました。『君の名は。』のような映画を作る時も、『世界から猫が消えたなら』のような小説を書く時も、いつも指標としていたのがF先生の世界でした」と、強い尊敬の念をにじませる。

さらに「藤子プロさんからオファーを頂き『映画ドラえもん』の脚本を書くにあたり、まず21世紀の子どもたち、そしてかつて子どもだった大人たちへ、新しくも王道のドラえもんを届けたいと思いました。そこでモチーフとしたのが『宝島』でした」と説明。題名を「『恐竜』以来の短いタイトル」としながらも、「そこに鮮烈かつ王道の物語を詰め込んだつもりです。いま、最強のスタッフが集結して映画が生まれつつあります。来年春に誕生する『新たな宝島』に、ご期待いただけると幸いです」と真摯に語っている。

披露されたイメージ画には、海賊と水兵の服をまとったドラえもんたちの背後に、輝く海を進む帆船、煙を上げる大陸、抜けるような青空が描かれている。テレビ版の演出を多く手がけ、今作で映画シリーズの監督に初挑戦する今井一暁は、「『宝島』――原作者ロバート・L・スチーブンソンが子どもたちに話して聞かせたこの物語は、国も時代も超えて世界中の人をワクワクさせ続けてきました。果てしなく広がる水平線の向こうに一体何があるのか? しかし今、地球は子どもたちの手のひらの中で、くるくるとスクロールし寄ったり引いたり思いのまま。『宝島』の魔法はもうすっかり消えてしまったのか?」と提起したうえで、「いや、形を変えて今も存在しているはず。2018年3月、どこかにある宝島を、ドラえもんとのび太くんたちと一緒に探しに来てください」と呼びかけている。

(映画.com速報)
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