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サラ☆の物語な毎日とハル文庫

映画「フローズン・リバー」は小品だけど面白い

最近になって、映画も面白いとつくづく思うようになりました。
よくできた映画を観ると、ほんとに得した気分になります
この「フローズン・リバー」は渋谷シネマライズで単館上映されていた作品。
コートニー・ハントという女性新人監督がつくった映画です。

小品と言ったけど、カナダとの国境にあるセントローレンス川の、氷点下の、雪が積もって凍った風景は壮大です。
うう、いかにも寒そう。
「極寒」という単語がぴったりな情景なのですが、ここでずっとロケをして撮影したのかと思うと、監督、キャスト、スタッフの皆さんの情熱がひしひしと感じられます。

新築購入のために貯めておいた大金を、ギャンブル中毒の夫に持ち逃げされ、二人の息子とともに取り残された白人の女と、夫を亡くし、生まれた赤ん坊を義理の母に奪い取られたモホーク族の女が出てきます。
二人はあるきっかけから、不法移民を密入国させる仕事をいっしょにするようになります。
つかまれば、即刑務所行きという犯罪です。
でも、稼ぎは抜群!

凍ったセントローレンス川を車で渡るシーンは、氷が割れるのではないかと、ドキドキします。

始まりは重苦しいけど、見終わったあとは、「よかったじゃない」と気持ちが温まるラスト。

08年のサンダンス映画祭でグランプリをとり、審査員長だったクエンティン・タランティーノから「今年観たなかで、最高にエキサイティングで、息をのむほどすばらしい」という賛辞を送られたそうですよ。

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