↑1975年にテレビ朝日で放送されたアニメ『みつばちマーヤの冒険』
から、主人公の蜜蜂のマーヤ
昨年、大事な猫のピッポちゃんが亡くなってから
“虫”づいている。
命を終えて3日目ぐらいに、
亡くなった猫がゴマダラチョウになって
私の前に現れた(と思っている)のは
前にブログに書いた通り。
https://blog.goo.ne.jp/marupippo/e/28fb9697797392e0c165d14d6bd3830d
その後日談があり…。
チョウが現れた3日後くらいに、これまで一度も姿を見受けたことのない
でっかい茶色のゴキブリが、キッチンでじっと静止しているのを発見した。
出るはずのないゴキちゃんがいるもので、
パニックを起こしたわたしは、新聞でバシッ。
やっつけてゴミ箱にinした後で、
はっと、これもまたピッポちゃんかもと思った。
だって、いるはずのないゴキちゃんがこのタイミングで現れるか?
チョウになった姿を、わたしがあまりに喜んだものだから、
じゃあ、こんどはゴキちゃんになって、と考えたかもしれないじゃないか。
猫に、好きな虫とパニックを起こす虫の区別がつくはずもないもの。
もしそうだったら、どうしようと胸が痛んだ。
10月に入ったころ、茶色いコガネムシのような虫が私の机の上にいた。
虫は苦手なので、「なんとしましょう」と思っている間に
ツツツっと机の向こうの本棚の下に潜り込んて消えた。
イヤーねと思いつつも、どうしようもない。
と思ったら、11月に入って、その虫が机の下から現れたのだ。
またまたパニック。
潰しかけたのだけど、まてよ、と胸がギュッとなった。
これがピッポちゃんの借りの姿だったら、どうする?
いけないいけない、と泣きそうになって、
その虫は紙でなんとか包んで外に放り出した。
そしたら、その1週間後くらいに、2階のベランダで
20センチもの大カマキリを発見。
もう、なんなんだ。
こんどはなんとか、ピンチにのった大カマキリを
ベランダから下に落として、これもピッポちゃんかも、なんて
思ったのだ。
このくだりを友人に話したら
「ねえねえ、虫がつぎつぎに出るのよ~」
「あなたんちの庭は植物が茂ってるから
虫がいっぱいいるだけだよ。
それ気のせい。
もしかしたら最初のチョウはピッポちゃんかもしれないけどね」と
きっぱり否定された。
そりゃそうかも、しれないけど…。
というわけで虫の話つながりで、『みつばちマーヤの冒険』を
本棚から引っ張り出して読んだってわけ。
少しページが茶色に変色しかかった古い本だ。
子どものころ、何度も読み返した大好きだった物語。
それ以来、ずーーーっと読んでいない。
大筋は覚えているけれど、細かいところはすっかり忘れてしまっている。
そして、読み返してみて、こんな美しい、心のこもった物語だったんだと感動した。
本を閉じながら泣きました。
いい話だ。
どうしてこの物語が、いまではあまり読まれないのかな。
そこら辺をちょっと掘り返してみたい。