上野の森美術館で開催中の「フェルメール展」に行ってきた。
日時指定のチケットなので、
ありがたいことに、行けなくなった知り合いのチケットが回ってきたのです。
17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメールの作品は
35点しか現存していないらしいけれど、
そのうちの9点が展示されるそうだ。
制作した年も、所蔵されている先も違う作品群を
一度に見られるなんて、至福といっていい。
ベルリン美術館、ワシントン国立美術館、アムステルダム国立美術館
アイルランド国立美術館、スコットランド国立美術館などなど
世界各国から集められたフェルメール作品。
フェルメールの作品を見るために、外国に行く人もいるんだから、
このチャンスは逃したくない。
いくぜ、フェルメール・ルームへ!
一番印象的だったのは、「牛乳を注ぐ女」
光を反射しないはずの籠やパンにも、光の反射が見られる。
そのため、その場面が目の前で展開されているような臨場感。
この絵には、その場の雰囲気どころか、
絵が描かれたその時代の地球規模の時間が固定されている。
大げさのようだけど、
そんなふうに思えてくる奥行きの深さと拡がり。
ところで、一緒にいった友人に教えてもらった
NHKEテレ「びじゅチューン」で放送された「何にでも牛乳を注ぐ女」
笑っちゃうけど、世の中、才能ある人があふれているのだと、いたく感心した。
いいよねー。