バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1998年4月10日

2025年01月14日 | 1998年
4月10日(金)
 天気がよく、遥か高尾の山並みが遠くに見える。富士周辺の三国峠にいくことにする。午前11時には出発。環8から井の頭通りに左折するが、五日市街道に合流してしまい、結局、高円寺陸橋から環7にでる。春の交通安全キャンペーンをやっていて、交差点では警官が目を光らせている。どこの道も結構な渋滞だ。永福から中央高速に乗るつもりが、またも乗り損ねてしまう。これで3回目だ。なぜか、あの料金上への測道を見落としてしまう。料金所のおじさんに時間を訊くと、もう12時過ぎ。練馬から1時間もかかったことになる。ちょっとイヤになる。

 それでも高速の流れは順調で、約1時間で川口湖インター着。139号を山中湖までいき、湖を半周ほどして三国峠に向かう。途中のパノラマ台からの景色は、晴れているせいもあり、上半身、雪を被った富士山、眼下に拡がる山中湖――感動するはずだが体調がよくないせいか、こんなものかと2、3分ほどで、早々と峠に向かう。峠の景色もまあまあ。垰を越えると、下から車の甲高い爆音が聞こえてくる。富士スピードウェイだ。遠くにコースが見える。

 スピードウェイのゲートらしき道にでるが、こちらのゲートは閉まっている。しばらく道なりに進むと、正面ゲートらしきところにでる。1100円で入場できるようだ。案内板を見ると、今日は4輪の走行会をやっているとある。4駆が1台、ゲートを中に進むが、今回はパス。

 籠坂峠から山中湖に戻り、左回りに山中湖を1周する。《ママの森見晴台》からの景色はいい。湖を1周してから都留市までの林道を走るつもりで、忍野八海にいく道を右折する。このあたりは水がきれいからなのか、やけにソバ屋が目につく。林道目差して二十曲峠までいくが、これより先は、10月下旬から4月26日まで通行止めとある。ちょっとがっかり。だが、峠付近からの眺めはなかなかいい。春の陽気の中、峠の休憩所では老人が数人だべっている。

 富士山の方からは、ときおり雷のようなドーンという音が聞こえてくる。演習所の大砲の射撃音のようだ。怖ろしいくらいによく響く。しばらく峠で休憩して、また道を引き返して、139号を途中で右折、4時前後には都留から高速に乗る。高速は以外にも順調。5時半には家につくが、予期せぬことが起きる。

いつものように、バイクを駐めているところにバックでいれようとして、ローギアでUターンしようとバイクのむきを変えたとたんに、あっと思う間もなくタチゴケ。直径5センチ、長さ30センチほどのサクラの枝に乗り上げたようだ。たぶん子供が投げ捨てたのだろう。また、ギアチェンジペダルが内側に曲がってしまう。これでいったい何回目だ。あまりに折り曲げしていると、そのうちに金属疲労で折れてしまうんじゃなかろうか。

 渋滞の中を走ったせいか、夜、酒を飲みだすと、鼻水が止まらなくなる。鼻をかんでもかんでも、バカみたいにでてくる。しまいには頭がぼーっとしてくる。花粉用に買った防塵マスクをすればよかったか。とにかく、花粉の季節はディーゼル車の後ろにつくと一発。途端に目は痒くなり、鼻がおかしくなる。


1998年4月7日

2025年01月13日 | 1998年
4月7日(火)
 近場にあるホームセンター、〈トム・ハウス〉がつぶれたので、笹目通りにある島忠にキャンプ用品を買いにいく。1週間ほど前に、折り畳み式のコンロ台(750円)を買っているので、今日は他の用品を買う予定。

 キャプテン・スタッグというメーカーのガスバーナー・コンロ、通常4500円の品が2480円となっている。コールマンの品とさんざん見比べるが、値段が倍以上違うのであきらめる。そちらは同じくらいコンパクトな8000円の品が5800円。最高出力が500キロカロリーほど違うだけだ。ちなみにキャプテンスタッグの最高出力は2700キロカロリーだ。ガス・カートリッジも、その場で他社のものと差し替えてみるが、全部いけそうだ。これなら地方のホームセンターでも手にはいりやすい。とりあえずカートリッジは395円(230グラム)を2個買う。
 家に帰って点火してみるが、以外にも火力は強い。これなら、簡単な料理などは大丈夫だろう。まあ、あるとなしとでは、えらい違いだ。

 安売り店では他に、ガソリン添加剤を1本(カルストロール・クリーンプラス980円)。ピストンヘッドやプラグのカーボンを落とす効果ありとある。去年もこれと似たようなものを結構使っている。いまだにプラグの調子がいいのはそのせいかもしれない。最初にVXプラグを使って1万キロほど走行したときには、明らかにエンジンの反応が鈍っていたが、今のはそれがない。素直に反応する(気のせいか)。以前はグリップを捻っても、ワンテンポ遅れて回転数が上がったものだ。今のVXプラグもそうなったら換え時だと思っている。交換してから、そろそろ1万キロほど走っているが、まだレスポンスはいい。



1998年3月25日

2025年01月12日 | 1998年
3月25日(水)
 渡良瀬遊水池にいくため、昼12時半ごろ駐車場にいく。1週間くらい前に風が吹いたときから、近所のバイクシートはすっとんだままだ。ちょっと古い型のドゥカティ(マイク・ヘイルウッド・モデルというロゴがサイドカバーにある)だが、ブレーキローターは錆だらけで、セパハンのハンドルもなんだか角度がおかしい――タンクにつくくらい左に切ってあるが、前輪は少ししか切れていない。あれで運転できるのだろうか。それとも盗難防止にわざとああやっているのか。失礼ながら、アルミエンジンにも白い錆が浮いていて、チェーンも錆だらけ。走行距離は9000キロ(あるいはマイル)ほどだ。

 外環から東北道、館林で下りる。道案内に板倉雷電神社とある。面白そうなので寄ってみる。午後2時前には到着。関東雷電神社の総本山だと説明板にはある。神社の側にあった立ち枯れた大木の由来が面白い。昔、神社を建立するときに、元は沼だったその場所に立っていた木に、篝火を焚いて神社の場所を示したらしい。参道には2、3軒の鄙びた食堂があり、ナマズの天ぷらという幟が立てかけてある。ナマズの天ぷらか。食ってみたいが腹もへっていないので、今回はパス。

 渡瀬遊水池は思っていたよりつまらない。アシの林が全部焼き払われ、一面が黒い畑のようになっている。それでも未舗装の狭い道路をゆっくり走りまわる。今はどこを走っているのか見当がつくので、アシが生い茂っているほうが面白いかもしれない。1時間ほどぶらぶらして、加須インターから帰路につく。インター入口では警察の取り締まり。トラックが何台か測道に誘導させられている。