とうとうこの日がやってきた。
友だちに誘われたときは、会場も遠くお金もかかるので断ろうと思った。
でも、考えれば考えるほど行きたくて仕方がなくなってきた。
『どうしても諦めきれないから行く!』と友だちに返事すると、まさかそんな答えがかえってくるとは正直思っていなかったらしく、焦り気味。
そんなこんなもあったけど、えーいっ!って感じでチケットをとってしまった。
チケット+バス代で40000円以上。
そりゃ躊躇するよね。
スケジュールは、新大阪を24日22:45に出発。25日7:00苗場着。
帰りは26日が明けてすぐ1:30出発。10:00新大阪着。
30歳を過ぎて車中2泊のツアーとは思いきったものです。。
24日、家族たちに新大阪まで送ってもらい、時間通りにバスに乗り込む。
バスは、まぁ狭いけど汚くないしこんなもんかと。
眠れないのではないかと心配したけど、いやいや、あたしってどこでも寝れちゃうんでした。。。
出発してから到着までずーっと寝てたから、いつもより睡眠時間が多いぐらい。
快適に目覚めた。
バスの駐車場から会場までは結構遠い。
20分近く歩いたかな。。
会場が近づいてくると、キャンプエリアが目に入った。
なんか、めっちゃきれい。。
3日間ここでキャンプするのね。それはそれで大変そぅ。
いよいよ会場に到着し、リストバンドをゲット。そして入場!
その頃にはお日様が出てきて、すごくいい天気になっていた。
9時入場で、最初のライブは11時。
それまでに屋台ゾーンを物色。まずはビール
屋台のお兄さん、『やっぱロックは朝からビールッスよ!』と言ってた。
お兄さんも朝から試飲していたらしい。。
まだ時間がいっぱいあるので、会場を散策。
前日は天気が悪くずーっと雨が降っていたらしく、道が悪いのなんの。
長靴買いに行ってホンマ正解!
ぬかるみに長靴がずぶずぶずぶ・・・って埋まっていくねんもん。
散策中に小川を発見!
あぁー、ちゃぷちゃぷしたいーッ。
足をちゃぷちゃぷするとちょっと後が大変そうなので、まずは手をちゃぷちゃぷ。
で、顔をじゃぶじゃぶ。
化粧?関係あるかーい!ノーメイクじゃー!
ノーメイクな上に帽子を忘れたあたし。
日中はずーっと手ぬぐいを被っておりました。
ここで、汚れた長靴をきれいにした。
後で思うと全然無意味だったんだけど。
いよいよ時間が迫ってきたので、GREEN STAGEに向かった。
帰りは、一方通行のボードウォークが使える。
これがあるから、大変なステージ間の移動の疲れも軽減されます。
最初のステージはThe Birthday。
元 MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケさんのバンド。
22日にそのバンドのギタリストさんが亡くなったばかり。
『このステージをオレたちの大親友だったアベフトシに捧げます』で始まった。
歌声が、激しく、悲しく聴こえたのはあたしだけか。。
ものすごくかっこよかった。
CD買っちゃおうかな。
それからまたちょっと間があるので、お昼を食べがてらまたまた散策。
行き着いたのはFIELD OF HEAVEN。
そこでは癒し系の歌声が鳴り響いていた。
HAYLEY SALES。
暑すぎてしょうがなかったけど、涼しい歌声に癒やされました。
お昼ごはんは、山形牛飯とオリオンビール。
カンカン照りの陽射しの下で、ガツガツ食べた。
食べないと死にます。
その後寄ったORANGE COURTは地面がぐっちょぐちょ。
それはひどい有様だった。
まぁ、どこも多少はぬかるんでるけどココはひどかった。
その後ちらーっとだけGREEN STAGEのUAを見て、たいしたことないし混んでいたのでWHITE STAGEに移動。
目的は筋少!
実はあたし中学生の時にファンで、徹夜でチケットを取ってライブに行った経験アリなんッス。
久々に見たおーけん。
最近テレビでも見かけないもんねー。
かっこよかった。おもしろかった。
『踊るダメ人間』『日本印度化計画』シメは『大釈迦』!
んもーッ!あかん。ものすごい楽しー!
筋肉少女帯、ライブ行っちゃうかも。
なんッスかね?↑コレは。
ミラーボール?
夜には輝き出すのでしょうか。
天気予報に反して、ずーっと晴天。
空がキレイすぎます。
それからはGREEN STAGEに本拠地を置きます。
JET
BEN HARPER AND RELENTLESS7
↑あんま・・ってか、全然知らないんだけどなじみやすくて、気持ちよく聴けました。
で、いよいよ19:10~
忌野清志郎スペシャル・メッセージ・オーケストラ
NICE MIDDLE with New Blue Day Hones!!!!
あたし、このために新潟くんだりまでやってきました。
キヨシロー!
やってきたんだぜ!Baby!!!!!!!
モニターにキヨシローが映し出され、いよいよライブの始まり。
最初に登場するのが泉谷しげるってのがどうかと思うけど(歌もグダグダだったし)、この人もキヨシローのことが大好きだったんだろうなぁ(相手にされていたかどうかはともかく)というのは伝わってきた。
Booker T. Jones
STEVE CROPPER
ここであたしは溢れ出す涙を止めることができなかった。
『Dock of The Bay』を歌うBooker Tの包容力。
かわいたNew Orleans Sound。
キヨシローの愛した人。音。
あぁ、キヨシローは死んでしまったんだな。。。。。。。
ここまで来て本当によかったな。
ほんっとうによかったな。。と、誘ってくれた友だちと背中を押してくれたJさんに改めて感謝した。
他のメンバーもよかったけど、まぁ出てきてキヨシローの曲を歌うだけだったので。。。
(いや、『だけ』ってワケじゃないけどさ。。)
(chaboさんや、charさんや、三宅伸治や、NICE MIDDLE with New Blue Day Honesや、トータス松本や、クロマニヨンズに会えたのはめっちゃ嬉しかったけどさ。。)
(あとの人は別に。。。)
画面の中のキヨシローがみんなに言ってた。
『愛しあってるかーーーーーーーーい!!!』と。
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忌野清志郎スペシャル・メッセージ・オーケストラが終わって、ちょいフヌケ気味のあたし。
続いてGREEN STAGEで始まったFRANZ FERDINANDのステージは、立ってちょっと踊ってみたり・・・・うーん。でもほぼ座って見てたな。
一応勉強して行ったんだけど、にわか勉強なのでわからなかったのよね。
でも、音楽もビジュアルもかっこよかったよ。
FRANZ FERDINANDのステージが終わったのが23時すぎ。
バスの集合は1時10分。
本当は22:30~のORANGE STAGEでのBooker T. Jonesをめっちゃ見たかったけど、ステージまで遠い上に道が大渋滞。
そして、まだ晩ごはんを食べてないときた。
泣く泣くBooker Tをあきらめ、人。人。人。の大渋滞の中、屋台ゾーンへ。
すごい人なので、そこらで適当にごはんを済ませ、また大渋滞の中出口へ。
キヨシロー、今まで本当にありがとう!
安らかに。。。
いよいよ会場を後にして、長ーい道のりを駐車場まで歩いた。
1時過ぎにバスは出発した。と同時にあたしは眠りについた。
起きたのは9時ごろ。
またまたよーく眠った。
バスを降りるタイミングでバケツをひっくり返したような大雨。
屋根のあるところまで10メートルほどだったけど、ずぶ濡れに。
おいおい、最後の最後でコレかよーーー!!
最後にひどい目に遭いつつ。。。。家路についたのでした。
フジロックフェスティバル 2009
新潟旅行記 おわり。