其の二 からの続きです。
まだ明るいうちに車中泊の準備をします。
全て妻のDIYになりますがカーテンとプラダンを使った目隠しシェードでプライバシーを確保します。
N-BOXにはフロントシートを後ろに寝かせフラットにするリフレッシュモード、高い荷物を積むためのトールモード、長い荷物を積むためのフロントシートを後ろにリアシートを前に倒したロングモード、リアシートのみを前に倒すユーティリティモードがあります。どれも段差が着いてしまいますが妻はユーティリティモードをフルフラットにしたDIYを施しました。見た目もN-BOXが最初からフルフラットになっているかのように綺麗にできております。
段差が解消されると寝心地が格段に向上します。私の身長173cmの場合、ユーティリティモードでまっすぐに寝ると若干「丈」が足りなくなりますので、運転席と助手席の間の空間に脚を入れ伸ばすことができました。
うみてらす名立には、午前10時から午後9時まで営業している日帰り入浴施設「名立の湯ゆらら」があります。ゴールデンウィーク中と言うこともあってなのか、これから入浴される方・入浴を終えて清算される方で受付の前は並んでいました。
大人700円の入浴料で受付を済ませ中に入ってみると、受付前の列から想像していた混雑は無くゆったりと入浴できました。
全国有名温泉の湯と銘打った内風呂も良いのですが、日本海を眺められる展望露天風呂があります。
(夕方前の 名立の湯ゆらら 入浴客が海を眺めています)
入浴を終えれば駐車場も空いてくるのかと思い車に戻ると駐車場は満車状態でした。
このまま、食事をとりに外に出てしまうと駐車できなくなるかもしれません。
道の駅の近くににコンビニなどがあればそちらで食料を買うこともできるのでしょうがそれもできないようです。
事前に食事を取っておけば良かった、スーパーなどでお弁当を購入すれば良かったと考えても後の祭りです。
初めての車中泊でそこまで考えがまわりませんでした。
今夜は食事抜きかと覚悟しましたが、幸い道の駅クロス十日町で朝食用のパンを買っておりました。
自動販売機はありますので飲み物を購入し夕食を凌ぐことができました。
お風呂に入り、質素な夕食をとってコーヒータイムを取るとあっという間に夢の中に入りました。
寝るまでの間、軽自動車の中で過ごせるのかという懸念は考えすぎだったようです。
旅の疲れも出たためかあっという間でした。
(完璧に熟睡しております)
ドライブの間水分をかなり取っていたので2回ほどトイレに起きました。外に出るときはどうしても電動スライドドアの音がしますので妻を起こしてしまいます。
未だ薄暗い午前4時に起床し外に出てみると、うみてらす名立の物産館、健康交流館の隣にはホテルが併設されているので宿泊客専用の駐車エリアがあります。一方、一般の駐車場エリアにはキャンピングカー、車中泊仕様のワンボックスカーなども多く見られます。中には目隠しも何もしない普通のセダンに寝られている方もいるようでした。私の後ろには非常に興味を引く車が停まっています。軽トラックに幌をかぶせて車中泊されているようです。YouTube青森の小野さんが乗られているバグトラックではありません。もしかすると自作のキャンピングカーなのかもしれません。兵庫ナンバーで私たちより少しだけ年配のご夫婦でした。話しかけたかったのですが迷惑かと思いやめました。
6:58 出発です。道の駅うみてらす名立さん、ありがとうございました。
其の四 へ続きます。
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