電卓のすすめ2 から続きます。
前回の設問 7,500÷(30,000÷12) を違った種類の電卓で打つとどうなるでしょう。
普通の電卓
30,000÷12[M+] 7,500÷[MR]=3
関数電卓
7,500÷(30,000÷12=3
※最後の ) は省ける機種が多い
RPN電卓
7,500[ENTER]30,000[ENTER]12÷÷ (3と表示)
メーカーや電卓の種類によって入力がガラリと変わります。
教えて系の掲示板で電卓に関する質問をみると
ぜんぜん回答が付かない質問は
メーカー名も機種名も書かれていないことが多いです。
電卓によって操作方法が全然変わってしまうため
誰も答えられません。
電卓の分類、名称については違いがみられ厳密な定義はされていないようです。
各機種の入力方式により次のように分けてみました。
○普通の電卓、一般的な電卓
電卓の代名詞的存在
・一般電卓
8桁~10桁のカジュアル的な家庭用電卓
・実務電卓
12桁が主流、簿記や会計業務に使える本格的な電卓
○加算機
加算に特化
(加算機:SHARP CS-2130L)
○関数電卓
・スタンダード関数電卓
四則演算の順序に従いつつ三角関数、対数、複素数など様々な関数を使える
・金融電卓
金融計算に特化
(金融電卓:TI BAⅡPLUS)
・プログラム電卓
プログラム処理ができる関数電卓
・グラフ電卓
グラフ処理ができるプログラム電卓※1
・CAS電卓
数式処理ができるグラフ電卓
・RPN電卓
逆ポーランド記法によりスタックというメモリを使い括弧を不要とする操作が可能
(RPN電卓:HP 35s)
特に関数電卓の分類は複雑で入力方法も多岐にわたります。
電卓のすすめ4 に続きます。
※1プログラムができないグラフ電卓も一部あります
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