皆さん、こんばんは。
プロ研修講師・プロコンサルタント・東京都中小企業診断士協会理事・事業開発部長の青木公司です。
ついに今年の高校野球、夏の甲子園が中止となってしまいましたね。
これで、春の甲子園、夏の甲子園と連続で中止となりました。
高校生球児の一年間、特に最後の3年生は今年の一年間を完全に断たれたといっても過言ではありません。
1. 高校野球は日本に存在するプロスポーツの中で最も、契約金、報酬額の高い人気スポーツであり、人生をかけて、その本格的な入口である高校野球にかけてきた球児も多く、そこに至るためのアピールの場を奪われる。
2. プロにならなくても、社会人野球を通じての輝かしい社会人の仲間入りをするアピールの場を奪われる。
3. 大学に野球の能力で入る推薦を勝ち取るために頑張ってきた人のその機会が奪われる。
4. 高校時代、野球をして甲子園に行った、都道府県大会に行って上位に入った、そのレギュラーだったというのは、野球で先に進むのでなくても、就職活動や、その他、自己PRに非常に大きな要素を握るのに、その機会を奪われた。
5. 苦しい練習を仲間と共に乗り越え、切磋琢磨してきたその成果を試す場が奪われた。
6. 試合で活躍するために苦しい練習をしてきたというのにその発揮の場を奪われた。
もう、今、高校三年生の野球球児、特にその上位に位置する野球エリートの人たちは、本当にショックでしょう。
ご家族の方々もそれまでにかけた膨大な費用、支援の時間から本当につらいでしょう。
関係者の方々もつらいでしょう。
しかし、とにかく、圧倒的に厳しく将来にわたって、甚大な影響があるのは高校球児の方々でしょう。
青木も含め、高校野球ファンのほうはいいです。我慢すればいいんですから。自分の人生に関係ありません。
しかし、球児たちにとっては何をどう考えても、総合的に大きなデメリットとモチベーションダウン、トラウマになりかねないでしょう。
もちろん、コロナウイルスショックの影響もあるでしょうが、夏に向けて、今現時点で全国的に感染者数が3月上旬まで激減している事、完全に収束方向に現時点では向かっている事、サッカードイツブンデスリーグなどは開幕したこと、本当に無観客であらゆる手段をとっても、難しいのか、あらゆる手、手段を考えてほしかったです。
以下が中止の理由らしいです。ただなんとかならなかったのでしょうか。
1. まず、甲子園につながる地方大会については、全国各地でおよそ3800校が参加し、1か月後の6月下旬から8月初めにわたり、およそ250の球場を使って行われる地方大会の感染リスクを完全になくすことはきない。
→完全になくすことは高校野球大会でなく、普通に生きていれば完全になくすことは不可能。
ただ、低減することは可能なはずです。もちろん、無観客試合で。
たとえば、地方大会を完全になくし、春の選抜出場校のみ参加でやれば、地方大会分のリスクは減るし、春の選抜に選ばれた高校が損をすることもなくなります。
また、移動も各チーム、少人数ずつ移動とか個別移動とかもできます。新幹線も飛行機もガラガラ。車移動もできます。鉄壁マスク、フェイスガード、良い寒気状態で移動すればいいでしょう。
地方大会も鉄壁の工夫をすれば、本当にできないのでしょうか。
2. 休校や部活動の休止が、長期に及んでいて、練習が十分でない選手のけがなどの増加が予想される。
→ みんな甲子園を目指す学校の生徒は自主練などで自宅でも鍛えているはず。
また、今の環境下では6月以降は一定の練習を、注意しながらすることも可能ではないか。
春の選抜校でやればリスクも低減するのでは。
3. 授業時間の確保のために夏休みを短縮し、登校日や授業日を増やす動きがある中、地方大会の開催は学業の支障になりかねない。
→ とくに野球にかけている子は、勉強の逸失機会損失があっても、高校野球大会を奪われる機会損失のほうが甚大すぎるのではないか。
勉強のほうがその後、いくらでも挽回できるチャンスはあるのではないか(高校野球が終わった後、いくらでも。この夏の甲子園の機会は二度と人生でない。そこでアピールできずに、人生が変わったら、その後取り戻せない。)
4. 甲子園球場で行われる全国大会については、開催期間が2週間以上に及び、代表校の選手や関係者が全国から長時間かけて移動して、集団で宿泊することなどを考慮すると感染と拡散のリスクを避けられないとしています。
まず、移動はがらがら新幹線、がらがら飛行機にばらばらに座って移動か、バス数台に分けて、換気をして席をはらしまくって移動か、自家用車で移動すればよい。
集団生活と言ってもホテルもガラガラで、個室にとまればよい。
また、こういう状況で、かかる費用を持ってくれる企業やクラウドファンディングで費用を募ればよい。
放映権やグッズ販売の利益を、チームに換言すればよい。
など、知恵を使えば、やれるのではないでしょうか。
コロナショックの事は本当に理解していますが、本当になんとかしてほしい。
そう思わずにはいられないのです。
全く、無関係ですが。