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皆さん、おはようございます!
プロ研修講師・プロコンサルタント、東京都中小企業診断士協会理事・事業開発部長のあお先生こと、青木公司です。
本日は上場を目指す中小企業の経営コンサルティングです。
本日は「僕がサラリーマン時代にすごいと思った部長の心遣いについて」です。
僕は大学を卒業後、東証一部上場のメーカーでサラリーマンとして社会人人生をスタートさせました。
そこで出会った上司の一人に、私が中国などからの海外購買や生産管理をしていた時の部長がいます。
話し方はべらんめい調などですが、非常に心配りができる人でした。
僕自身もいろんな時に助けられました。
その方のしていた心配りの一つがあります。
その部署は海外購買も国内の材料購買も行う、資材部という部署で当時は事務所・倉庫を含め、58名くらいの正社員・パート社員がいたと思います。
そこにいる女性社員の誕生日には必ず、ケーキを買ってお祝いするのです。
本人だけじゃなく、そこの女性社員全員分のケーキを買っていたと思います。
58人いればいろんな考えの人もいろんな役職の人もいろんな年齢の人もいます。
しかし、その瞬間。お祝いをしていた瞬間は、和やかなチームになっていたと思います。
そして女性にかこまれて部長も時々、時間のある時は一緒になってケーキ食べてましたね。
そして当時25,26歳の若手社員だった僕にも時々、ケーキを買って混ぜてくれました。
「お前、甘いもの好きそうだからな。」と言いながら。
当時60kg前後だった僕が今、大きくなってしまったのは部長のせいですよ(うそ)。
その部長はぼくと飲んでいた時、「男どもは、酒を酌み交わすことも多いだろ。そういう時にご馳走したり、話をしたりできるけどな。女子社員は飲み会にいつも来るわけじゃないだろ。こうやって仕事以外で話をするようにしないとな。
それに誕生日、祝ってもらえるとうれしいだろ!」
と言っていました。
その後、心理学や組織論、マネジメント、経営学を学び、その裏付けもとれました。
さすがです。
僕がその会社の役員会で発表させてくれたのもその部長でした。
「俺なんかが話すより、その企画を担当しているお前が説明したほうがわかりやすいからな。」と。
プレッシャーのかからないやり方で、そういうチャンスを作ってくれました。
当時、僕は問題解決意識をストレートに言う物言いをするときもあり、生意気だったので、時々、「ばかやろーー。理屈だけでうまく通るわけないだろ!なんの意見を言わないよりはましだが、それを受け止める周りの気持ちも考えろ!気持ちを考えたらその改善案はみんなやるだろ!理屈合ってんだから!」と部署のみんなの前でどなられたこともありました。
ただ直後、僕を別の会議室の呼び出し、こう言ってくれました。
「青木、今日は空いてるか。空いてるなら飲みに行くぞ。
それでさっきはごめんな。みんなの前でどなって。
お前をどなったけど、本当は、そういう改善の案も考えず、意見もいってこないほかの部下にも、取ってほしい行動をわかってほしかったんだよ。
それにああいう言い方しておけば、お前の意見が正しいこともわかるだろ。
これ、うまくいくように推進しろ。
それでな。
本当に理屈だけ言ったって人はついてこないんだよ。
相手は相手の気持ちや事情や言い訳があるし、そういうのも、全部飲み込んでやれるような奴にならないといけないんだぞ。おまえは。
人は気持ちだぞ。
がんばれ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
はい。勉強はおしまい。
今日は飲みに行こうな。」
と言ってくれ、凍ったジョッキでめちゃくちゃ冷えたビールがうまく、チーズ春巻きがうまい店に連れて行ってくれました。
僕が大好きな店を覚えていてくれたからです。
こういう人をグレートコミュニケーターっていうんだなと思ったものです。
「俺は頭悪いから。」といつもおっしゃっていましたが、上手に人の意見を聞き、ジャッジし、そして自分の力でそれを前に行く推進力もありました。
バランス感覚にも優れ、本当にいいリーダーでしたが、一番は人の心をつかむ力を多く学びました。
なかなか難しいことも多いですが。
経営コンサルタントになった今でも思います。
経営戦略やビジネスモデルや仕事そのものがいくらできてもそれでは人は行動変革はしません。
大きな成功への鍵は人の心、人の行動。
それに効果的な影響力を与える力こそもっとも重要。
僕はそう思うのです。
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プロ研修講師・プロコンサルタント、東京都中小企業診断士協会理事・事業開発部長のあお先生こと、青木公司です。
本日は上場を目指す中小企業の経営コンサルティングです。
本日は「僕がサラリーマン時代にすごいと思った部長の心遣いについて」です。
僕は大学を卒業後、東証一部上場のメーカーでサラリーマンとして社会人人生をスタートさせました。
そこで出会った上司の一人に、私が中国などからの海外購買や生産管理をしていた時の部長がいます。
話し方はべらんめい調などですが、非常に心配りができる人でした。
僕自身もいろんな時に助けられました。
その方のしていた心配りの一つがあります。
その部署は海外購買も国内の材料購買も行う、資材部という部署で当時は事務所・倉庫を含め、58名くらいの正社員・パート社員がいたと思います。
そこにいる女性社員の誕生日には必ず、ケーキを買ってお祝いするのです。
本人だけじゃなく、そこの女性社員全員分のケーキを買っていたと思います。
58人いればいろんな考えの人もいろんな役職の人もいろんな年齢の人もいます。
しかし、その瞬間。お祝いをしていた瞬間は、和やかなチームになっていたと思います。
そして女性にかこまれて部長も時々、時間のある時は一緒になってケーキ食べてましたね。
そして当時25,26歳の若手社員だった僕にも時々、ケーキを買って混ぜてくれました。
「お前、甘いもの好きそうだからな。」と言いながら。
当時60kg前後だった僕が今、大きくなってしまったのは部長のせいですよ(うそ)。
その部長はぼくと飲んでいた時、「男どもは、酒を酌み交わすことも多いだろ。そういう時にご馳走したり、話をしたりできるけどな。女子社員は飲み会にいつも来るわけじゃないだろ。こうやって仕事以外で話をするようにしないとな。
それに誕生日、祝ってもらえるとうれしいだろ!」
と言っていました。
その後、心理学や組織論、マネジメント、経営学を学び、その裏付けもとれました。
さすがです。
僕がその会社の役員会で発表させてくれたのもその部長でした。
「俺なんかが話すより、その企画を担当しているお前が説明したほうがわかりやすいからな。」と。
プレッシャーのかからないやり方で、そういうチャンスを作ってくれました。
当時、僕は問題解決意識をストレートに言う物言いをするときもあり、生意気だったので、時々、「ばかやろーー。理屈だけでうまく通るわけないだろ!なんの意見を言わないよりはましだが、それを受け止める周りの気持ちも考えろ!気持ちを考えたらその改善案はみんなやるだろ!理屈合ってんだから!」と部署のみんなの前でどなられたこともありました。
ただ直後、僕を別の会議室の呼び出し、こう言ってくれました。
「青木、今日は空いてるか。空いてるなら飲みに行くぞ。
それでさっきはごめんな。みんなの前でどなって。
お前をどなったけど、本当は、そういう改善の案も考えず、意見もいってこないほかの部下にも、取ってほしい行動をわかってほしかったんだよ。
それにああいう言い方しておけば、お前の意見が正しいこともわかるだろ。
これ、うまくいくように推進しろ。
それでな。
本当に理屈だけ言ったって人はついてこないんだよ。
相手は相手の気持ちや事情や言い訳があるし、そういうのも、全部飲み込んでやれるような奴にならないといけないんだぞ。おまえは。
人は気持ちだぞ。
がんばれ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
はい。勉強はおしまい。
今日は飲みに行こうな。」
と言ってくれ、凍ったジョッキでめちゃくちゃ冷えたビールがうまく、チーズ春巻きがうまい店に連れて行ってくれました。
僕が大好きな店を覚えていてくれたからです。
こういう人をグレートコミュニケーターっていうんだなと思ったものです。
「俺は頭悪いから。」といつもおっしゃっていましたが、上手に人の意見を聞き、ジャッジし、そして自分の力でそれを前に行く推進力もありました。
バランス感覚にも優れ、本当にいいリーダーでしたが、一番は人の心をつかむ力を多く学びました。
なかなか難しいことも多いですが。
経営コンサルタントになった今でも思います。
経営戦略やビジネスモデルや仕事そのものがいくらできてもそれでは人は行動変革はしません。
大きな成功への鍵は人の心、人の行動。
それに効果的な影響力を与える力こそもっとも重要。
僕はそう思うのです。
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