夜行電車

今年３月のダイヤ改正で、いくつかの夜行電車の運行が消えて行った、って知ってました？

雑誌で読んでいたら、こんな記事があって、東京から大阪に走っている「銀河」が消えていた。
知らなかった、、、かなりショックだった。

高校時代、山口から一人で声楽のレッスンにいったのは、寝台特急はやぶさ。
いまでも、東京の先生にレッスンにいく、というので、デパートに母と洋服を買いにいったこと、夜九時頃、暗い中、駅で見送ってくれた母の姿を覚えています。

車内に乗って、銀河鉄道の気分で景色をみるのがとてもロマンチックな気分でした。

２５歳のとき、一人でウィーンにコンクールにいったとき。
時間を見つけてイタリアのミラノまでいったのも夜行列車。
コンパートメントとかいった個室に６人が乗るのですが、満室だったの、私は廊下の椅子で座っていたら、これからどんどん寒くなるからこちらへどうぞ、と言われて、男の子４人、女の子１人の座ってる部屋にはいると、全員が知らない人どうし。
深夜までつたない英語とジェスチャーで大騒ぎでおしゃべりして、すごく楽しかった思い出です。

それから寝台列車がすごく好きになって、大阪に帰るのも、わざわざ時間をとって寝台列車にのったものでした。

寝台列車のゆったりした時間の過ごし方は、ぜいたく、であったとしみじみ思います。

電車の走る音だけが聞こえるなかの、独特の静けさ。




そして、夢は、アガサ　クリスティの小説として有名な「オリエント急行殺人事件」にでてくる、ベニス　シンプロン　オリエント　エクスプレスでの旅。




いつか、優雅にプライベートで乗ってみたい、大きな夢ではありますが、果てしない夢でも、言葉にすることで、一歩近づくのです。