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鎌倉 白旗神社

2008年03月12日 | masudaizumi.com
昨日訪れた鎌倉鶴岡八幡宮のなかに、白旗神社があります。

この神社、かなり普通の見た目でなく、すごく気になって、今日は歴史を紐解いて調べてみました。


まず、なぜ、この色遣いなのか?

黒に金と赤。


かなりモダンでかっこいい。


そして、気になったのが、家紋。

社には笹竜胆、源氏の家紋です。でも門の外にあるお賽銭箱にだけ、二つ引き両なのです。

さらに源頼朝命 賽朝命って書いてある。賽朝ってだれ?

と気になっていたのです。



そして、調べた結果、、、、


建設されたのは1200年、頼朝を祀るために二代将軍頼家が建てたとのこと。

明治時代、三代将軍で鎌倉八幡宮の境内、大銀杏の木に隠れ、従兄弟・公暁に殺された実朝もお墓は寿福寺にありますが、境内にまつられた柳宮社という小さなところから、この白旗神社に合祀されたそうです。

この実朝という方の説明に、實という昔の漢字が注釈で補われていました。
しかもこのパソコンで「さねあさ」と打つと、「實」という字もでてきました。

ははは、、勉強不足。なるほど、合祀された実朝だったのですね。


それにしても気になるお賽銭箱。

普通は正式な場所に着ていくお着物を作るときにしるものですが、私は、文楽の公演で、文楽のかたがたが、家紋をつけているので、2年前から敏感に触れるようになりました。

名前を書くのではなく、お家としての団体事業として、建てたものに家紋をつけるだけで、さりげなく(?)アピールしてるわけですね
   

わたしは、眠っているひとの家紋をつけるものだとばかり思っていました。

そういえば実際の源頼朝の墓にも白旗神社があり、こちらは島津家の家紋がついていますし、、、、


そういえば、静御前って、お墓はどこにあるんだろ、、、、さまざまな角度から、ネットサーフィンはとまりません。


愛と戦いの時代が、この町には浮かんでは消え、、なんと皆、儚い命だったことでしょう。