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らいてい

2008年03月20日 | masudaizumi.com
今日は、久しぶりに家族全員で集まって、鎌倉山にある檑亭さんにいって会席をたべてきました。

とはいっても、のんびり良いお天気に、お庭を散歩して、景色を楽しみながらお食事を、と思って予約したのですが、今日はあいにく春の嵐。

雨と曇り空の古都鎌倉でした。

それはまたそれで風情があるのではありますが、敷地三万坪のなかにたたずむ檑亭は江戸時代の建築様式のお屋敷。

金田一耕助の事件にでてきそうな、角川映画ちっくな雰囲気。

長い廊下の縁側は、宮崎の祖父母の家を思い出します。
このいえの古さと、雨で薄暗いなか、お食事のお盆にろうそくがともって、ちょっと怖いくらい。

でも、この暗さで、思い出したのが、以前イタリアを訪れたとき、雰囲気のあるレストランを予約して、正装して訪れると、暗い店内にろうそくがともって、雰囲気は最高だったのですが、メニューが見えなくて、苦労した笑い話を思い出しました。

鎌倉を代表する女優さん、田中絹代さんが住んだという素敵な山椒洞は取り壊されてしまったとこのこと、残念です。


ここ、檑亭という場所は、四季折々の顔があるので、夏にまた訪れてみたいです。


それにしても、家族というものは、不思議な縁です。

自分が子供だったときは、将来、こんな風に和やかに食事ができるなんて思いもしなかったくらい、わがままだったことを改めて思い出します。

年下だと思っていた弟は、今では兄弟のなかで、一番早く結婚をして、いちばんのしっかりものになってしまい、何をするにも、まとめ役として、すっかり頼りにしている。


兄弟というのも、どうしてこう、同じ親から生まれてきたのに、まったく違う性格をして、まったく違う生き方をして、、、ほんとに、不思議なもの、そして素敵なものです。


改めて、姉と弟に、そして、私たち兄弟を生んでくれた両親に感謝した日でした。