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 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

映画2本だて

2008年05月05日 | masudaizumi.com
昨夜は贅沢に、リトルが寝た後に映画を2本観てしまった。眠い、、、でも心は熱く、なんだか軽い興奮状態です。

ここ最近、宅配サービスに登録ができたので、なるべく毎週映画をみることにしている、、、けど、なかなか2本をいっきに観るってことは、贅沢な時間の使い方。

寝たのは朝4時、でも大丈夫。万歳、連休。ありがとう。


今回選んだ2作品は、かなりいいものでした。

最初は、スタンリー キューブリック監督の 『Dr StrangeLove』

邦題は『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』

映画を観た後にネットで調べたら、セラーズが大統領とマンドレイク大佐とストレンジラヴ博士の、1人3役を熱演したのにもびっくり。ぜんぜん気がつきませんでした。

あまりのブラックさに、くらくら。最後のシーンは有名でしたが、最初から観たのは、これが初めて。

とにかく、見終わった後は、気持ちがもやもやでした。
あ、でも、、、お薦めかというと、もちろんお薦めです。見終わった後は、いろいろ考えてしまった。

そして、気持ちを取り直して、「エディト ピアフ~愛の讃歌」を鑑賞。

NYに留学を決めた頃、2000年には、私は、シャンソンと、キャバレー音楽に、はまっていました。
独特の世界観。愛しなさい、と訴える感じが、オペラより凝縮されていて、すごく好きでした。
でも自分が歌うにはエネルギーがなくて、全然メッセージにならない。いざ歌ってみると、すんごく難しかった。
メッセージが強く歌いすぎると、歌い方がきつくなるので、自分の技術と、自分の人生経験のなさ、愛情の表現に、へとへとになってしまい、、、しばらく縁遠くなっておりました。

歌がいつもそばにいて、歌によって生かされているようなピアフ。
辛いことも、嬉しかったことも、人より何倍も多かったこと、愛することを大切にしていたすばらしい女性、歌手。
すごく胸が熱くなった映画。


映画を観ないと、感情から「言葉」がでてこないの。
「オンブラマイフ」の訳詞の作業で見つからず、止まっていた作業、言葉、がピアフの映画をみて、見つかりました。


今日は、珍しくパパさんが、少しだけ時間が空いて、昼過ぎから、待ち合わせて大坂城へ。シャボン玉を作ったり、探検をしたり、、、リトルには、貴重な、貴重な、パパとの時間でした。

パパさんとリトルが並んで座っている背中をみるたびに、映画のワンシーンを思い出します。
「フォレスト ガンプ」

わたしが一番好きな映画です。