Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

POP ♡ OPERA SINGER 
 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

夏のような

2008年05月03日 | masudaizumi.com
ついに4連休がやってきましたね。


お天気でも恵まれ、、、というには、なんという、暑さでしょう。

この連休に、何をするって、独身時代のリズムに戻って、自由であることにテッしたい、、、。
どうしても子供中心で自分に時間が費やせない普段と違って、お休みは、自分磨きに時間を費やせる、、、ああ、、なんという開放感、、、。じんわり、、、。

子供を授かることは、嬉しくもあり、忍耐でもあり。
この2年、初めて朝から夕方まで、わたしだけの自由時間でした。

それにしても、一歩外に出ると、、、すごい、、人、人、人。

道をいつもより、少し早歩きする。昔の自分に戻ったみたいで、ああ、、、そっか、1人で歩くって、重心が変わるものなんだ、、と実感。


洋服を買う、こんな単純なことが、子供がいると出来ない。試着ができないから。

Gパン買うのも、こだわってしまうから、何年ぶりになるでしょ、、、、。

そして、いつも買ってしまう白いシャツ。

大人になったら欲しいと、ずっと思っていたバーバリーのコート。

今日は、本当に久しぶりの買い物で、この2年間で、初めて息抜きができた気がします。



皆さんも素敵な時間を過ごされてますように!


米良さん

2008年05月02日 | masudaizumi.com
昨日は、私の大好きなテレビ番組、 県民ショーの宮崎代表に、歌手の米良美一さんがでていらっした。

一度テレビのお仕事でご一緒させていただいたけど、私にとって、米良さんはスーパー歌のうまいひと、なので、ちょっと緊張しながら、のご挨拶でした。


米良さんといえば、もののけ姫、というイメージですが、私がまだNY留学中、1997年、NYでは、CDショップのお薦め版として、「いつも」「どのショップでも」クラシックコーナーの店頭、お薦め版に米良さんのアルバムは飾られていた。
これは、本当にすごいことです。


今回、米良さんが、テレビのバラエティに出演されるのは初めてみましたが、鹿児島と宮崎のバトルでは、私たち、宮崎県民の気持ちを一気に吐き出してくださって、拍手喝采。溢れる知識と、ユーモアのセンス。すばらしい。



米良さんのキャラを知って、益々ファンになってしまったのでした。



古典から現代へ

2008年05月01日 | masudaizumi.com
夕刊を読んでいたとき、オペラと歌舞伎の舞台芸術の演出について、書かれていて、すごく考えることがありました。

よく新聞で書かれていることです。
日本の伝統芸能の場合、お家の芸として、ずっと演出のスタイルを崩すことはありませんが、オペラの場合、演出を現代に換えて伝えていくことで、共感をよぶ、ということで、時代設定を変えたり、たくさんの現代演出がされています。

実際わたしも先日書き込みした「魔笛」の現代演出のDVD、設定を第一次世界大戦の頃にしたもの、は良かったと思っていますし、、、


でも、それは古典演出を知ったうえでのこと。
オペラの場合、演出家をみて、これが現代っぽくなるか、古典のままの演出なのか、想像するだけで、劇が始まってからでないと、演出がどうか、というものは、知らされませんよね、そうした現代演出からオペラというものを見始めるという場合でも、作品の本質は伝わって、娯楽として楽しめていれば、成立しているのかもしれませんが、、、、どうなんでしょう。

作曲された当時の演出を忠実に再現していけば、時代の違いでわからないことが多く、現代の設定にして演出したほうが、音楽や作品の本質が浮き彫りになる、、という考えの違い

考えてしまいます。

私は、どちらかというと、古典は古典のまま再現して欲しい、改訂版なら、しっかりそれをチケットを買う前に教えてくれ、という考えです。


あるテレビの教育番組ですが、番組の方向が変わってしまい、最近がっかりしていることがあります。以前は「さわり」といわれる、オペラでいう「アリア」を短く放送してくださっていたのですが、最近は、小説のなかの有名なくだりを、新作として創作して放映されています。

以前はリトルも「今頃は、はんひったん、、、どこにどうしてござろうぞ」と楽しそうに披露しておりましたが、最近は忘れてしまったようです。
わからなくても丸呑みする時期だからこそ、古典を面白く魅せてあげたいと思うのですが、、、。

現在放映されているスタイル、小説の有名な台詞を伝統芸能の語り口で語れば、近代小説に触れることもできるし、それで、子供さんは楽しんでいるかもしれません。でも、劇場にいって、全く違うものをやっていれば、子供さんが伝統芸能に持った興味は、減ってしまうのでは?と考えてしまいます。テレビで親しんでいる「おかあさんといっしょ」の公開収録で、全く違う歌や演目をやっていたら、、、という感じでしょうか。

コンサートでも、知っているメロディがあると、気持ちを沿わせることができますもん。

もちろん、これは私独自の考えですから、、、独り言ではありますが、子供向けに古典のものを「魅せる」、ということは、どのような形がいいのでしょう。

そんなわけで、最近、その朝の番組は、古典芸術というものに、誤解を生むので、みなくなってしまいました。

私が選んで子供に選んでいるディズニーのDVDには、有名なオペラのフレーズやイタリアの民謡などがたくさんでてきます。

映っている画像、オペラを歌っているのは、ミッキーや鶏ではありますが、彼らが口にするだけで、メロディになんの変化も付け加えていません。

リゴレットででてくる「女心のうた」、「オーソレミオ」などのナポリ民謡、「カルメン」に出てくる音楽、そしてベルカント アリアのスタイルで、たくさん装飾をつけて歌い、最後に高い音でのばして締める、拍手喝采、という歌唱も、しっかり盛り込まれています。

オペラ調で歌っているものではありません。


ただ、メロディが美しい、わくわくする、心に残る、だから、鶏が歌っていても、そのメロディを聴くことは子供にとっても楽しい。


それが、オペラの劇場にいったときも、小さいころからディズニーで楽しんでいる同じメロディを大人が歌っていることで、作品の一部でも「あ、これ、知ってる!」と共感できるのではないか、と思っています。




テレビの子供番組も、テレビの世界だけで消化されてしまうのではなく、舞台芸術にすんなり入って行ける工夫がされていると、影響のある番組だからこそ嬉しいな、と思うのですが、もちろん、私は1視聴者というだけですので、勝手な話ですが、、、。




独り言でした。