すごく良かったです~~。最後のライブシーンは、フジロックの会場をそのまま借りての撮影だったそうで、めちゃくちゃ迫力ありました。
俳優陣は水嶋ヒロ、向井理がカッコよかったのはもちろん、佐藤健、中村蒼、桐谷健太の演じる役柄に個性があってとてもよかったです。色んなベテラン俳優がチョコチョコ出ていたり、レスラーの蝶野が優しい役で出ていたのがかわいかった。
小道具的なもので笑ったのが、水嶋ヒロの食べるスーパーカップと、ズームインの羽鳥アナがナレーションしている番組が、ミヤネ屋のロゴをそのまま使った「ミカワ屋」だったところ。映画を観た方、わかりました??
一生懸命バイトしてレコーディング代を稼いで、やっと出た自主制作盤を手に取ってみんなで大喜びするんだけど、ライバルのバンドのバックについた極悪プロデューサー(中村獅童がめちゃくちゃイヤなヤツを好演)のせいで、CDは返品、出られるはずだったロックフェスにも出られない事態に。折しも最近、身近でやはりロックフェスの人気投票で高得点を獲得したものの、出演できなかったバンドの話を聞いたばかりだったので「結局はお金のある人が何でも決めちゃうんかなー」なんて、憤慨しながら観てました。
ロックフェスには、さらに大元との取引で出られることになるんだけど、そこはまあ漫画なので(笑)
以前「デトロイト・メタルシティ」を観に行った時も思ったんだけど、ハードロック・ギターのぶっとい音ってシビれますね~。ほんとギターってカッコイイ。鍵盤では出せない音です。こういうライブシーンの多い映画は断然映画館で観るべきですね。「This is it」を映画館で観なかったことが未だに悔やまれます。
音楽によって人の人生が変わるって、本当にステキなこと。映画の中でも「音楽が世界を変えることだってある」と言っていました。
私はいつも、自分が音楽をやっていることについて色々と考えるのですが、私の音楽で少しでも何かを変えられたら、と思っているんです。きのう本屋さんで立ち読みした植村花菜さんの本「トイレの神さま」には、植村さんがもう何枚もCDを出していて、キングレコードの方が契約の打ち切りに出向いた先で「トイレの神さま」を聴いて、再契約をした、ということが書かれていました(さすがキングレコード!!)
また今朝だったかのズームインで、アンジェラ・アキさんが、ずっと20人以上のお客さんの前で歌ったことがなかったと知りびっくり。長い下積みがあったんだそうです。
どちらの方もそれでもずっと音楽をやめないで続けて来たから、今になってたくさんの人が彼女たちの音楽を聴いています。
人と一緒に音楽をやることで、化学反応が起こるということも、バンドを題材としたこの映画のメッセージの一つでした。確かにそれは感じることが多いです。ひっきーさんと連弾でピアノを弾いている時も、sattonさんとコラボしている時も、バンドでセッションしている時も。
BECKから得たメッセージを大切に、これからも音楽を楽しみながら続けて行こうと思います