5月31日に西川口のデイサービスさんで、埼玉県のアーティストボランティア事業でお声をかけていただき、演奏させて頂きました。新しいクラビノーバは、県から施設に運搬して頂いたもの。私は電車で向かいました。事前に打合せにも伺い(そこまでちゃんとされる施設は珍しいです)利用者さんのお好きな歌をいくつか聞いておいて、それを伴奏してみなさんで一緒に歌ったり、ジャズのスタンダードや童謡ジャズ、テレビの曲などを聴いて頂きました。音楽好きなお元気な方が多くて、手拍子を元気よくして下さったので、演奏しているこちらも熱が入りました。
大盛り上がりのうちに終了、担当の方にもとても喜んで頂き、ぜひまた次回も、と嬉しいお言葉をいただきました。
埼玉県のアーティストボランティアに登録して今年で10年になります。それぞれの施設さんが私たち登録アーティストのプロフィールを見て、「この人に演奏を依頼します」と、県の文化振興課に依頼され、その後私たちのところに依頼が来ます。最初はLunettesLunettesのデュオで、障がい者の方の施設に1度伺いました。その後matsucofの単独になってからは、デイサービスや老人ホームから何度かお声をかけて頂きました。
1回につき1000円から2000円くらいの謝礼を頂きますが、聴いて下さる方が喜んで楽しんで、とても感謝して下さるので、いつも金額以上のものを頂いている気がします。封筒に入れて渡して下さるその大切な謝礼は、いつも亡くなった父の写真の前にお供えしています。
ボランティア=無償、という意識が世の中にはまだまだ根強いです。0円と2000円とでは、演奏者のモチベーションが全然違います。
2000円という金額を、本当にありがたく頂戴しているボランティアがいることを、どうか知ってください。