世の中は 夏休み
でも
子供達の声って
ホントに聞こえない
子供達の朝のラジオ体操も
なくなって久しい。
はるか60年以上も前
私たちの小学校の時代といえば
近所のおじさんおばさん達も一緒にラジオ体操した。
まだ学校へ行っていない小さい子供は
手書きの出席カードを作ってもらって、
お兄ちゃん達に混ざって
首からぶら下げたカードにハンコを押してもらって喜んでいた。
夏休み特有の朝の空気・・・
クーラーも扇風機もなく
まだ冷蔵庫さえも家になかった頃
どんな暮らしだったのか?
思い出せないくらい
すごく遠い記憶になってしまった気がする。
ずっと遊んでばかりの夏休み
テレビを見るわけでもなく
もちろんゲームなんかない
何をして1日遊んでいたんだろうか・・
記憶力がホントにないのですっかり忘れたけど
とにかく 遊んで 遊んで
遊んでいた。
8月になれば地区の盆踊りの練習があって
小学生から中学生
婦人会のおばちゃん
老人会の爺ちゃんばあちゃん
お盆の8月15日まで
毎晩
広場に集まって踊りの練習
本番には
女の子はみんな
浴衣を着せてもらって
なんかいつもと違うわくわく ウキウキ。
花火の匂い
かき氷
太鼓の音
お盆が過ぎれば
もうすぐ
夏休みは終わり。
70歳目前の私が
たまに実家へ帰って近所のおばあちゃんに出会うと
いまだに子供の頃のままの呼び方で
「K子ちゃ~ん」
と呼んでくれる。