演劇人 RAKUYU

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かつお節発祥の地

2015年01月24日 | 日記
和歌山県日高郡印南町がかつお節の原点である。

1700頃、印南生まれの角屋甚太郎、
2代目角屋甚太郎が「かつお節」の始祖である。
初代甚太郎は印南での鰹漁ができなくなり、
土佐で鰹加工を始める。
2代目甚太郎は鰹節製法を発展させて、
今日につながるかつお節を作り出した。
土佐では、紀州甚太郎の名が残っている。
印南町印定寺の過去帳からも印南町出身の
角屋甚太郎であることが判明。

それから後、森弥兵衛が現在、かつお節
日本一の鹿児島枕崎に製法を伝えた。
紀州藩の許可なしに他藩に人材、技術流出は
出来なかったはずなのに・・・
当時、なぜ、できたのか??
「宝永の大津波で壊滅的被害を受け、
弥兵衛はこの印南を見限った。」
「紀州藩としても、印南漁民をとどめる
ことが出来なかった。」

1758年生まれの印南與一は豪商石橋家
の出身と考えられる。
與一は紀州藩の法度に関係なく、
南房総、伊豆にかつお節製法(土佐節)を伝えた。
千葉県千倉に石碑と墓がある。

印南は何度も地震津波災害に遭遇して、
かつお節製造、産業は衰退していったが、
全国津々浦々に小さな漁村印南から
かつお節が広まった。