英国紳士の午後

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薬剤師3年目として思うこと

2022年05月09日 10時47分02秒 | その他

薬剤師として3年目に突入した。
とは言っても、今の薬局(社長)の影響を受けまくっているため、この内容が他の薬局で当てはまるかというとそうでもない。
が、現状の自分の仕事に対する考えをまとめておこうと思う。

◆薬剤師の仕事についてやるべきこと
・報酬改定に従って点数を算定していける薬局をつくっていくこと
国の意向に沿って点数を取っていけるよう、報酬改定の際にどうすれば算定要件を満たすことができるか。
また算定要件を満たした上で実際に算定していけるよう、普段から患者との信頼関係を構築していくことが大事なことだろう。

・声掛けしない理由を作らないこと
かかりつけ薬剤師の署名、後発品への変更などは中々難しいし、患者に嫌がられることで自分が傷つく恐れがあるため、声掛けしたくないと思ってしまう。
が、声掛けしないといつまで経っても要件は満たさないし本当に薬出すマシンになってしまう。
薬剤師のやることは薬を出すことではなく、国の意向に沿って点数を取っていくことなので、そのためには声掛けは嫌でも必須。
恐いから声掛けしないは職務放棄とすら言えるだろう。

・患者をお待たせしないこと
早く薬を受け取って帰りたいという患者がほとんどだ。
服薬指導については用法や薬が変わったときにはサラっという必要があるとは思う。
が、定期処方についてごちゃごちゃ言うのは患者の時間を奪う行為、特に長々と言う必要はないだろう。
言うのであれば患者の財布、服装についてワンポイントがあれば「それいいですね」とお声かけしたり、患者との関係性を構築するお声掛けが大事。

・長くいる事務さんのほうが患者との信頼関係が出来ていることがある。
書いてみれば当たり前なのだが、信頼関係は会った回数に依存するとの研究結果もあるので、長くいる事務さんのほうが患者との信頼関係が出来ていることが往々にしてある。
しょうがないことだが、長くいる事務さんのほうが患者の検査値、症状などをうまく聞き出せることなども珍しくない。
薬剤師としては仕事をとられた!と思ってしまう側面もあるのだが、これは信頼関係が出来ていないのでしょうがない。
こういう時は薬を出すための免罪符的存在になり、無理にうまく話せる人と対抗してしゃべる必要はない。
出来ることは出来る人に任せた方がいい。

◆今できていないこと
患者のおくすり手帳を見て、他薬局から薬を受け取っていたら「このお薬、うちでもご用意できますよ」とお声かけする必要がある。
が、中々出来ていない。これは結局は言うのがめんどくさいからではあるが、言い訳としては「病院近くの薬局でもらってるよね」という妄想があるからである。別にそれならそれでよい。が、声掛けはしたほうがいい。
病院門前は薬をもらうのに長時間かかるケースもあるため、うちで渡したほうが早いパターンもあるため、「うちでも扱ってますよ」の声掛けは重要。
声掛けした患者の中の1人でもうちに処方箋を持って来てくれたら御の字だろう。声掛けしないと始まらない。

ごちゃごちゃ書いていて思ったが、医療業界はどこかで利益を求めてはいけない、といった空気があるように感じる。
結局一企業なので、利益の追及は必須。

またこれらは今の薬局はこういう感じでやっているため、その影響を受けてこう考えているに過ぎない。
他の薬局ではまた違ったスタイルがあるだろう。が、今後自分薬局の経営に携わることがあるのであれば上記を実践出来る薬局にしていきたい。

薬局の数字などは把握出来ていないが、たくさんの患者に来てもらうことより、処方箋単価を上げる努力をすべきだろう。

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