最近、大塚家具の事で扱われている記事(報道)が多いのですが、親子の主導権争いとは反比例して、株価が上昇しているとの事です。(普通であれば株価が下降するとのことです。)
報道を見ていますと経営方針の違いだと言う事ですが、2人の言い分は其々受け入れられる所も、素人ながら分かるような気がします。
最近、商売のやり方が多様化してきたので、お客さんの方もそれに即した客層になってきたのだと思います。
単純に考えれば従来の経営を引き継ぐか、現代風に合わせて商売をするかの事だと思います。
社長の言い分で強調(報道だけですが)されていたのは、従来の事をやってきた従業員が離れてしまう事を強調していました。
一方、娘さんの方は最近、大型家具店が進出しそれに対して、対抗しなければと言う事を感じます。
会社は従業員も大勢いると思います。しかし、従来の経営方針でこれからやっていけるのか?です。大勢の従業員を養わなくてはなりません。家族が大勢いますから。
それと、結果によっては日本経済に影響します。(自由主義経済ですから、経営のやり方で結果が左右される事は、仕方ありませんが。)
報道などで、いきなり主導権争いが表面化してきたようですが、従来の経営方法が主流としますと、片方の考え方はチャレンジすると考えれば改革だと感じます。
ここで考える事は、従来の経営方針でもお客さんが付いていると言う事だと思います。(よく分かりませんが、それなりの富裕層の方々ではと想像します。)
それに対して、それらのお客さんが大型店のような、大衆家具店になればそれらのお客さんが大塚家具を利用するか?です。
一変に大衆家具店のような体制にするのか?徐々に様子を見ながら変えていくのか分かりませんが、やり方によっては元々のある程度の富裕層のお客さんが、離れることが予想されます。
人間は、其々の思いがあり其々の店を、それなりに利用するように一般的にはなっています、(お金がある人は高級店に、一般大衆の人達はそれなりのお店を利用します。)
大塚家具の実情は分かりませんが、比較的富裕層のお客さんがいるとすれば、それらの客さんに対してのサービスのやり方もあります。すなわち、使い分けです。
一つの例ですが、お店側でどこのお店(其々の地域に点在しているではと思うので。)にどういう層のお客さんが利用しているかを市場調査するのです。
要するに、今までのお客さんを保ちながら販路拡大を考えると言う事です。(事は急を要する事態とあらば、別ですが。)
お店ごとに客層に対応するのか、お店の中で客層を住み分けしてもらうかの方法もいいのではと思います。
お店の進路を考える時間がなければ、決断が必要ですが、時間が許す(体力があるのであればですが)のであれば、親子の経営方法は融合できるチャンスはあると思います。
お店ごとに変えるのか、お店の中で客層を分けるのかです。兎に角、急な変革は準備と知恵を働かせなければ成功率は低いと思います。割合として主流形式と改革形式の方法を、市場調査によって両建てすると言う手もあるのではと言う事です。せっかく従来のお客さんが付いているようなので、お客さんとして優遇しておいた方がお店側、お客側双方にプラスでは?と感じます。このケースでは、振り上げた拳を双方が治めた方がプラスだと思いますよ、親子ですからね。
両方とも経営手腕がありそうなので、敵対するのではなく合体した方が力(経営力)が強くなると思いますけど。投資側としては、利益が上がれば賛成でしょうし、下がれば経営者交代と言う事になります。(一族経営に対して、云々と言う人もいますが、要は経営者の経営方針です。一族であれそうでないにしろ、従業員と株主が満足するかどうかでしょう。一族経営でも支持されている会社は、あると思いますからね。)
今月、決着がつくとのことですが、素人考えでは両方の考えを生かし、経営につなげれば株主も納得し、経営にプラスとなれば両方(親、子)についている株主も妥協するのではと思います。株主は経営形態より実績を見ているので、プラスの方法はどういう方法か?だけだと思いますよ。株の配当が多くなるかどうかだけだと思いますけど。
言葉の例えに「漁夫の利」という例えがありますが、現在の状況は結果次第で当てはまる可能性が・・と思いますよ。
このブログが、親子に一読してもらえれば、考える余地が生まれると思いますよ。素人の考えですがね。