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中華風冷やしイケメン韓タレ添え★BLOG de Diary

♪中華明星も韓国スターも好きな私の徒然日記♪

お気に入りの一冊

2006年09月25日 | 本と映画の話
日中の日差しはまだ暑いけど、朝夕はめっきり冷えこむ秋の夜長。
この時期はゆっくり読書などしたいところですが、どうも忙しくて小説をじっくり読む気になれない。
そんなとき、私はこういう雑誌感覚で読める(見れる)本をぱらぱらとめくるのが好きです。
これは、わかりやすい地図付で、お嬢さんと一緒にパリの街を散策している旅行記のようなものなんですが、
タイトルは「ボンジュール!パリのまち」。
著者伊藤まさこさんの選ぶ雑貨やお菓子などもひじょうーにオシャレ、パリは慣れているそうなので、過ごし方もまったりゆっくり。
お嬢さんもめちゃくちゃ可愛くて、この本はなんとなく読んでてうきうきするので気に入っています。
私にも娘がいるので、多分無理とは思うけど、いつか親子でこんな旅行が出来たらいいな♪と思いながら、ここのところ気がつくと毎日パラパラ…。
あぁ…やらなきゃならない事がいっぱいあるのに

昔、どうしてもイタリアのフィレンツェで絵を見たくてツアーに申し込んだものの、定員に満たず、急遽ローマ&パリという旅行に行かされた(笑)のですが、パリはもともと念頭に置いてなかったので、あまり深く堪能は出来ませんでした。…というか、しなかった。もちろん行ったからにはルーブルとオルセーとノートルダムはしっかり二回づつ行きましたが。
でも、やっぱり帰って来てから「良かったな♪」という印象が残り、以来ずっと“もう一度行きたい街”です。
今度はもっと“街”を歩きたい。
やっぱりパリは街がいいんですね。道路は犬の落とし物ばかりでしたが(笑)、でも良かった。
ぶらりと入った肉屋で買ったソーセージも美味しかったな~…などと思いが馳せます。
そう、ただ歩くだけでいい。
ずっとずっと“走る”のが専門だった私ですが、やっぱりたまには歩かないといかんな~などと思う秋の夜長。
ふぅ~(タメイキ)

先週読んだ本

2006年07月10日 | 本と映画の話
先日、遅まきながら石田衣良の「娼年」を読んだ。
やっぱり私はミーハーだ。
さまざまなジャンルの小説を読んでいる(笑)私にとっては、この程度の性描写には慣れていたものの(爆…だって前評判がすごかったからさ^^;)、ま、それはさておいて、これでもかーこれでもかー、というセックス描写があってもなお、途中じわっと涙が出てしまうほど感動した部分があった。

話は今更説明する必要もないだろうが、タイトルの通り男娼の青年の話。
秀逸なのは、その主人公のリョウが仕事してる最中(^^;の描写だ。
と、書くとあなたもスキだな~、と言われてしまいそうだが(笑)、この手の描写は中途半端に書くとかえっていやらしさだけが残ってしまうが、最後まで、そして細部まで(爆)きっちり書けば一つの物語になるという事だ。
その証拠に、この小説を読んだユーザーのレビューを沢山読んだが、8割がた受け入れられている。

母親の死という暗い過去を背負っているリョウが、仕事で出会ういろいろな性癖をもった女性と交わるうち、内面的に成長し、それまで空虚だった人生のこれからの道を見つけていくという明るい結末もハッピーエンド至上主義の私は気に入っている。
さまざまな性癖の女性達も、そこまでに至るにはいろんな人生を生きてきた、あるいは生きている、のだという裏付けも説得力がある。

出てくる登場人物も全員クセがあって好きだ。
コールボーイクラブの美人で隙がない女性オーナー。
娼夫のテストを受ける時に初めてリョウのセックスの相手をした、耳が聞こえない可憐な少女。
同僚のVIP専門にして、ナンバーワン。Mの性癖を持つアズマ。
幼なじみで、その辺にいかにもいそうな健全な(?)ホストの友人。
リョウの事が好きなやや潔癖性の、大学の女友達。などなど。
もう役者はそろった!ってカンジの良いバランスだと思う。
特に好きなのはやっぱりアズマだ。
確かに性癖には難ありだが、実は物語の中ではいちばんまっすぐな人生を歩んでいて、性格もいちばんまともで素直な男だ。
彼が物語のスパイス役なんだと思った。
私はこのアズマとリョウを、とある有名人にあてはめて読んでしまったのだが、例の有名ドラマの原作者でもあるので、やっぱりこれもドラマチックな仕立ての話なんだろうな。
これ以上書くとネタバレになるのでこの辺で。。。

もし、まだ読んでいなくて、赤裸々な性描写と、ややエグい性癖に拒否反応がおこらない向きにはお進めする。
短編で軽くさくっと読めるし、捉え方は人それぞれだが、イヤな気分にはならないさわやかな読後感をお約束する。(って言い切っていいのか?!^^;)
それはひとえに、主人公・リョウが若い割には心底優しく、それでいて普通でいい男(多分ヒガシみたいな)なせいだと思う。

そして、これと一緒にタイトルに惹かれて購入してしまったのは「エンジェル」だ。まだ読んでないが。
子供の頃から『天使もの』が好きだった私が、このタイトルを読まずしてなんとする!なので。(笑)この感想はまた。

本が読みたい!

2006年01月31日 | 本と映画の話
私は小さい頃から読書が好きだった。
字が読めるようになった頃から、母親が集めたという全48集からなる「世界の名作全集」を読みあさり、ほとんどの名作を小学生のうちに読破した。
その中には漢字にふりがなのついた「日本書紀」や「古事記」もあった。
更に学校の図書室では、子供向けに分りやすく解説を入れた「旧約聖書」や仏陀に関する物語もいくつか読んだ。
中学生になり、名作をほとんど読み終わってしまった私は、今度は当時主にSFに青春小説を混ぜたようなティーン向けの『朝日ソノラマ文庫』のシリーズが気に入り、これまたシリーズの3分の2近くを読破した。
それが終わるとシェークスピアにハマり、代表的な作品を読み、次に山本周五郎にハマり、これもかたっぱしから読みあさった。そして星を見るのが好きだった事もあり、当然のようにギリシャ神話にもかなり傾倒した。
高校生になってからは友達に進められ、「ニジンスキーの手」や「オディプスの刃」で知られる赤江漠や幻想文学で名高い澁澤龍彦もけっこう読んだ。これはかなりマニアック(^^;
それから平行して横溝正史もほとんど読んだ。そういえば私が小学生の頃、横溝正史シリーズと称して古谷一行が金田一に扮する毎週やっていたTVドラマが大好きだった。
これは後に新しいシリーズとして再開しているが、私が好きだったのは初期のシリーズで、茶木なにがしという、今で言う所のUAみたいなけだるい歌声の歌手が歌うエンディングテーマが今も鮮明に頭に流れるほど好きだった。曲名はハッキリとは思い出せないが「あざみのごとく…なんとか~」というタイトルだった。
まったく、小学生のくせにそんな趣味嗜好だったために、今から思えばかな~りおかしな小学生だったらしい。その証拠に母は「あの頃は心配した。」と時折こぼしている。
大人になってからは『物語り』や『小説』からは少しそれて、美術史や天文学、精神学の研究論文・学説のような本を好み、一時期どっぷりハマった。
もちろんその間に読んだマンガも多数。週間少年サンデー、マガジン、冒険王…。少女マンガでは月刊マーガレットと月刊少女コミック。これは8才の時から24才ぐらいまで毎月欠かさず買っていた。
その上、『おたく』という言葉が一般的になるはるか前から、(これは姉の影響で)『アニメおたく』でもあった(笑)。ただし、これは17才で『おっかけ』に目覚めるまでだったが。今はこれは私の中では『イケメンハンター』と姿を変えている。だから私のイケメンハンターはどちらかというと『おたく』な要素が多い。

話を戻して…さて、この読書であるが、こんなに長い間読書を趣味としてきたにも関わらず、結婚してから、特に子供を産んでからはまったく読めなくなった。理由はもちろん子育てがあまりに忙しいからである。
だが、読書離れしてかれこれ10年近く。最近ようやく禁断症状が出てきた。
それまではたとえ時間が出来てもとても読書する平穏な気分ではなかった。雑誌をめくっていても活字を読むのがめんどくさくなっていたし。だから禁断症状が出たとはいえ、読みたいと思って買っても最初の10ページぐらいで挫折することもしばしばだった。
そんなワケで買ってから先日1年近く経ってようやく10ページ以降読み進めたのが、かの有名な「ダ・ヴィンチ・コード」だった。これも当初は10ページ読むのに3ヶ月かかったが、つい最近ふと手にとって先を読んでみたら、あれよあれよという間に一気に(2晩で)最後まで読んでしまった。推薦文句の通り、読みはじめたら止まらない。まさしく!
内容が面白く読みやすかった事もあるが、何より映画化が決まったぐらいなのだ。非常にドラマティックかつ映像的な話。今更どんな内容かなんて皆知っていると思うので省くが、とにかく一つの作品を読破すると非常に気持ちが良いし、充実感がある。
この勢いに乗じて次に手にしたのは、久しぶりの澁澤だったのだが、これまた前出の「ダ・ヴィンチ・コード」の分りやすさとは真逆で、読み終わっても、結局なんだったんだ?と、もやもやした気分になる幻想文学の才たる話である。
タイトルは「ねむり姫」。ちゃんとした物語りにもかかわらず、ここであらすじを書けと言われても何をどう書けばいいのか?今の私にはまったく書けないっ(爆)。でも澁澤作品にはよくある事なので、もやもやはするが、それもまた良し!。疲れた頭に麻酔を打つような感覚だったが(笑)、読み終わるとそれなりなの高揚感がある。この感覚は高校生の時味わって以来だ。
この勢いで、昔から読んでみようかなーと思いながらも手に取れないでいた本をまた物色しようと思う。
いや、その前に!うちの本棚に並んでいる未読の本から制覇しなくては!