昨日、東京/Bunkamura公演は千秋楽を迎えてしまいましたが、ヒガシ開眼の(笑)舞台「さらば、わが愛 覇王別姫」を観て来ました。
ご存知の方も多いと思いますが、かのチェン・カイコー監督、レスリー・チャン主演の同名映画の初の舞台版です。
もちろんヒガシはレスリーの演じた女形・程蝶衣役です。
演出は蜷川幸雄氏。
物語自体は革命中の激動でありながら人生を扱うので、単調になりやすく暗いのに、なぜかのっけから引き込まれ、最後まで息もつかせぬ迫力がありました。これいかに?
まずいわずもがな演出と音楽の魔力です。そしてもう1つは目にも鮮やかな豪華絢爛な衣装。そしてヒガシのみごとな女形っぷりです。
久しぶりに良い舞台を観ました。
腹に響く音響に乗って、印象的で激しい曲調のオープニングは劇中ほとんど極彩色だったのとは対照的にほとんどモノトーン。
子役・蝶衣の頭に付けたリボンと母親の上着の裏地の「紅」がモノトーンに映え、忘れられないシーンになりました。
普通の舞台で音楽に感動するなんて事は初めての経験です。
音楽が耳を、衣装と舞台の華やかさが目を…
客席をあたかも文化大革命時代の民衆のように扱う演出が肌を…
そして割れた本物のスイカや炎、吹き出す血飛沫が嗅覚をくすぐる。
まさに五感に響く舞台でした。
ヒガシはたぶんやってくれるとは思いましたが~やっぱり成りきりましたね。
すばらしい程蝶衣でした。
一緒に行った連れが「なんかヒガシがすごく可愛かった。」と言いました。
今風に言えば乙女系?(笑)
でも舞台だから声は一本スジが通ってる。
だから私的には「なんかヒガシがキモ可愛かった。」
これって女形として見れば最高って事だと思います。(そうか?!笑)
女じゃない、おかまでもない、あくまで女形だから”キモ可愛い”。
狙って出来たのか?それとも蜷川センセイに引き出されて出来上がったのか?それは素人には解りませんが、噛めば噛むほど味が出て、揉めば揉むほど柔らかくなる才能がヒガシにはまだ充分備わっていたという事なんでしょう。
動きに寸分の無駄もなく、指先までぴんっと張って京劇を踊り裏声で歌うヒガシをこんなに”いい”と思ったのも初めてでした。
(何が「いい」んだか~)
余談ですが…そのヒガシをベッドに連れて行くのが西岡徳馬センセイだったのは嬉しかったです。(オイっ!←この場合ヒガシより見映えが良くなくちゃダメだし、連れて行くのに”説得力はある”けど”イヤらしくない”ってものポイントですからね…)
唯一の不満は「ヒガシ、素顔が見たかったぞーーー!」
もっとまともにまとめるつもりだったのに…おそまつですんまそん
舞台「さらば、わが愛 覇王別姫」
大阪公演:4月5日(土) ~4月13日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
出演:東山紀之 木村佳乃 遠藤憲一 沢竜二 西岡徳馬 ほか
ご存知の方も多いと思いますが、かのチェン・カイコー監督、レスリー・チャン主演の同名映画の初の舞台版です。
もちろんヒガシはレスリーの演じた女形・程蝶衣役です。
演出は蜷川幸雄氏。
物語自体は革命中の激動でありながら人生を扱うので、単調になりやすく暗いのに、なぜかのっけから引き込まれ、最後まで息もつかせぬ迫力がありました。これいかに?
まずいわずもがな演出と音楽の魔力です。そしてもう1つは目にも鮮やかな豪華絢爛な衣装。そしてヒガシのみごとな女形っぷりです。
久しぶりに良い舞台を観ました。
腹に響く音響に乗って、印象的で激しい曲調のオープニングは劇中ほとんど極彩色だったのとは対照的にほとんどモノトーン。
子役・蝶衣の頭に付けたリボンと母親の上着の裏地の「紅」がモノトーンに映え、忘れられないシーンになりました。
普通の舞台で音楽に感動するなんて事は初めての経験です。
音楽が耳を、衣装と舞台の華やかさが目を…
客席をあたかも文化大革命時代の民衆のように扱う演出が肌を…
そして割れた本物のスイカや炎、吹き出す血飛沫が嗅覚をくすぐる。
まさに五感に響く舞台でした。
ヒガシはたぶんやってくれるとは思いましたが~やっぱり成りきりましたね。
すばらしい程蝶衣でした。
一緒に行った連れが「なんかヒガシがすごく可愛かった。」と言いました。
今風に言えば乙女系?(笑)
でも舞台だから声は一本スジが通ってる。
だから私的には「なんかヒガシがキモ可愛かった。」
これって女形として見れば最高って事だと思います。(そうか?!笑)
女じゃない、おかまでもない、あくまで女形だから”キモ可愛い”。
狙って出来たのか?それとも蜷川センセイに引き出されて出来上がったのか?それは素人には解りませんが、噛めば噛むほど味が出て、揉めば揉むほど柔らかくなる才能がヒガシにはまだ充分備わっていたという事なんでしょう。
動きに寸分の無駄もなく、指先までぴんっと張って京劇を踊り裏声で歌うヒガシをこんなに”いい”と思ったのも初めてでした。
(何が「いい」んだか~)
余談ですが…そのヒガシをベッドに連れて行くのが西岡徳馬センセイだったのは嬉しかったです。(オイっ!←この場合ヒガシより見映えが良くなくちゃダメだし、連れて行くのに”説得力はある”けど”イヤらしくない”ってものポイントですからね…)
唯一の不満は「ヒガシ、素顔が見たかったぞーーー!」
もっとまともにまとめるつもりだったのに…おそまつですんまそん
舞台「さらば、わが愛 覇王別姫」
大阪公演:4月5日(土) ~4月13日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
出演:東山紀之 木村佳乃 遠藤憲一 沢竜二 西岡徳馬 ほか