Drマサ非公認ブログ

はじめて入院した20

 ACCU(心臓の集中治療室)に入院して10日。やっと一般病棟に移動となった。これから一般病棟にも10日間入院することになる。

 移動したのは夜9時半を過ぎていたので、消灯時間を過ぎてもいた。ここは4人部屋であるが、この時は斜め向かいに1人入院しているだけであった。

 ただ雰囲気が違う。夜ということ以上になんか静かなのである。ACCUでは部屋の外に看護師やスタッフの存在を常に感じていたのだが、ここではそういう感じはない。

 ただ2日ほどしてから、病室の雰囲気は変化した。入院患者が増えたからだが、次回のブログで報告したいと思う。なかなか面白いと思う。

 担当の看護師がやってきて、部屋の使用方法や注意点を伝えてくる。この時、テレビを見るかどうか聞かれたのだが、お断りした。ACCUでもあまり見なかったからである。ちなみにテレビは1日100円。

 この看護師さんは男性であった。実はACCUでも男性看護師が非常に多かった。時代を感じたりしていたのだが、男女になんの違いも感じない。

 ひと昔であれば、看護師は女性と相場は決まっていた。女性の方が優しいからとか、当たりが柔らかいからなどと、まことしやかに理由を加えていたような気がするが、今回の入院でそんな理由は嘘っぱちだなと感じたものだ。もちろん印象論に過ぎないのだけれど。

 そういえば、身体拭きを看護師にしてもらうこともあったのだが、男性看護師の方が上手だった。女性の方が的を得ていない感じであったりした。退院後、女性の方が下手だったと不用意に発言したら、知人の女性にどうして欲しいかきちんと伝えればいいじゃないかと指摘された。不用意な発言で反省せざるを得なかった。

 それを指摘できないところが日本人らしいといえば、日本人らしいのだろうかと、これまた反省した。

 当たり前だが、仕事とはいえ、丁寧な人やいい加減な人がいるのは当然だ。そんなことに男も女もないだろう。最近ではサービスへの過剰な期待や要求に応えなければならない社会なので、誰もが丁寧な方へと行動を規律化しなくてはならないが、それはそれで生き難い部分を作るに違いない。

 一般病棟では、部屋の外にあるトイレにいかなければならない。これまで室内でしびんにしていたのだが、自動的に卒業である。ただトイレの中に私の名前がマジックで書かれた容器があり、それにおしっこをしなければならない。おしっこの量は測らなければならない。そこから状態を観察するわけだ。おしっこの量と毎日の血液検査で腎臓の状態をチェックしていた。

 それにしても、トイレに入ってトイレにおしっこしてはいけないというのも妙な感じだ。大きな容器がある。2リットルぐらい入るだろうか。直接それにするのが厳しい時がある。溜まった時などだ。

 その場合、500ccぐらいの取っ手付きのプラスチックのビーカーのような容器があって、それに用を足した後、あの大きな容器に入れることになる。これは退院するまで続くのだが、やっぱり滑稽である。

 洗面台も部屋の外にあり、これまでと違って、病棟内は歩いてもいいという。ナースステーションの前には人々がくつろげる空間も設置されている。自由に利用してもいいということで、自由と健康を少し回復したようだ。

 妻に報告メールをしたのちに、その日はすぐ眠ってしまった。夜10時ごろだったと思う。

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