日本のメディアでは、ロシアがウクライナに侵攻するとけたたましい。
ウクライナはロシアにとって欧米諸国との防波堤であるが、米国を含むNATOは拡大政策をとり、ウクライナへの影響を強めようと動いている。ウクライナのクリミヤ半島ー黒海、そしてトルコを乗り越えれば、エーゲ海と海から欧米に繋がる。NATOからすれば、ロシアに対して地政学的に優位にたとうとしているわけだ。
それにロシアは反発しているだけ。
米国がメディアを利用して、「ロシアが侵攻する可能性がある」「16日に」などと宣伝しているが、プーチンは侵攻を否定しているし、ウクライナ大統領もそのような警告は、ウクライナ経済を悪化させるとの趣旨の発言をしている。
これは米国得意の情報操作、偽旗作戦でしかない。
米国は侵攻がなされないなら、次のように言う。「米国がロシアの侵攻を暴いたから、ロシアは進行できなかった」とでも。
おかしな紛争が作られないことだけを祈るだけである。被害者は情報戦の中にあるウクライナの国民である。
今テレビでロシアが一部撤退との報道。日本の特派員が「大変な事態」という表情でレポートをする横を、ウクライナ市民が笑顔で街を歩いている。