ボケが始まり、持病もある母親がレスパイト入院となった。
Yahooでレスパイト入院を検索すると、最初に次のように出てきます。
レスパイト入院とは レスパイトとは、「一時休止」「休息」「息抜き」という意味です。 なんらかの事情で一時的に在宅介護が困難になった場合に、病院に患者さんを一時的に移し、医療保険を利用する入院を介護家族支援短期入院(レスパイト入院)と言います。
どうにか弟たちがケアしているが、かかりつけ病院からも進められたということだ。5月になると、家に戻ることになっている。その時は弟たちの家族も集まって賑やかになるだろう。残念ながら、僕自身は仕事の都合で帰らない。
僕の考え方からすると、仕事を言い訳にすること自体がまさに言い訳に過ぎない。家族のためが優先されるべきだと思う。母と電話で話したら、「大丈夫だから」とこちらを気遣う。ダメな息子だ。
弟から入院診療計画書がスマホに送られてきた。病気が羅列されていた。そこには「うつ病 認知症」の記載もあった。病院がそう認定しているわけだが、僕には「認知症」より「うつ病」の方に虚しさを感じた。
母親はもともと勝気な人である。それが随分穏やかになっている。弟にいつも喧嘩腰だったのだが、それがなくなったという。弟はそれがさみしく、母親に「ガミガミ文句言ってきてよ」などと言ったりしていたらしい。しかしながら、反応が薄い。それは「うつ病」の現れだったのだろうか。
持病の方からくる身体機能の低下は、今回の入院で改善する可能性があるという。
これもまた自然の営みの現れかと思うが、達観することもできず。そんな考えの間で逡巡している、