銀の人魚の海

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タタール人の砂漠

2024-10-09 | 本、雑誌

Xから。ディーノ・ブッツァーティ私も大好きな小説。

読みやすい。文庫化されていた。

私の持っているのは、92年、京都、松籟社のもの。

3回くらい読んでいる。この小説は映画化された。

76年、Jペラン、Jルイトランティニアン、MVシドー。

不可思議な世界に飛ばされるが、まさに人生が潜んでいる。

〇最近読んで凄く良かったのは、ブッツァーティ『タタール人の砂漠』。

人が人生に期待する具体的で曖昧な「何か」が悲哀と共に描き抜かれてて、

地味に、とても地味ぃ~に心の奥底に深く沁み入る。

ユーモアの効いた読みやすい文体も好き。

なんというか人生の繊細なトコが詰まってて最高。奇書ではない。

〇ディーノ・ブッツァーティ
1906-1972
北イタリア、ベッルーノ近郊のサン・ペッレグリーノに生まれ、図書館や礼拝堂を備えた屋敷で育つ。

生涯ドロミティ・アルプスを愛し、登山家としても知られる。ミラノ大学卒業後、

新聞記者として活躍。1933年『山のバルナボ』で作家デビューし、ついで『古森のひみつ』を発表。やがて長編小説『タタール人の砂漠』が国内外で評判を呼び、作家としての地位を確立する。

絵を描くことを好み、児童向けの『シチリアを征服したクマ王国の物語』では挿絵も手がけた。



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