24年刊、河出書房新社。
青木が9人と対談した本。3人読んだ。
本も読みドキュメントも見た、斎藤幸平との対談もあり借りた。
斎藤のベストセラー「人新生」は未読。
ウーバーイーツなどの実践体験談本を読んだ。
「資本主義でない世界を徹底的に考える」と初めにある。
「人新生」は難解本、この対談で少し彼の考えが理解できた。
20年、当時大阪市立大准教授か。33歳。
ざっとこんなことが書かれている。
脱成長の社会、スローダウンさせる。
GDPだけの物差しはやめる。
ファストフードはいつでも食べられるが、そうでなくていい~賛成。
コンビニも24時間など必要ない。マック的消費文化を改める。
気候変動問題。SDGSを考え直す。
~SDGSもはじめは、いいかと考えたが、今はそう思わない。
レジ袋なし、でも企業のロゴのマイバックを売る、
プレゼントするようになりキャンペーン化した。意味がない。
企業のやってる感を出し、利用されてしまう。
Amazonは膨大な利益を生んでいるが、本屋はなしなってしまう。
~わが町も1件もなくなった。
米で、バーニー・サンダースが若者に支持された理由について。
大胆な改革の必要性を説いき、50年先を見て考える。
今、30代位の子供の時代がどうなるかとつかむ。
共産、社会主義は、皆が同じで貧しいと考えがち。
そうではなく共同所有の領域を広げる。
コモンと呼ぶ。この概念を提唱している。
国営、市営ではなく市民営化。
電気、水などを市民が管理する。
マルクス研究をしているがマルクスを守りたいわけではなく
マルクスがイマジネーションの根源になっている。
このままでは資本主義は必ず行き詰る。
バルセロナ、アムステルダムが先駆的な取り組みを開始している
~バルセロナか、意外。アムステルダムについては
他の学者も書いていた、次のページに。
食物を地球の裏から運ぶことをやめ、
できる限り現地で生産する。
斎藤も都心育ち、都市の便利さはわかる。
地方の閉鎖性が嫌で若者が都市へ移住もある。
でも災害が起これば、人口が多い都市部、コンビニも使えない。
資本主義で救われるのは
結局お金持ちだけ、持ってない人には残酷。
コモンでは、面倒なこともでてくる。スポーツも練習する。
民主主義を守るためには、走りこみ、トレーニングも必要。
〇青木の聞き手で、わかりやすかった。
コモン、という考え。日本は長寿、都市部に異常に人口集中国。
どこまで可能かはわからない。コンビニ、ファストフードなど
24時間など必要はない。リニアも当然いらない。
必要ないものを無くし、ゆるめ、その中で生活する習慣をつくる。
少し昔に戻ればいい。
NHKドキュメントでは「ミクシィ」に戻るくらいと言っていた。(^^)/
IT機器もよいものだけを残す。
斎藤は二人子供がいる。先を見て考えている。
〇ロシア文学者、以前読んだ奈倉有理との対談も読んだ。
ロシアゴーリキー国立文学大を08年、
日本人で初めて卒業した女性。ロシアとウクライナの関係。
当時の緊迫した状況などが語られた。
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