銀の人魚の海

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時代の反逆者たち 青木理

2025-02-05 | 本、雑誌

24年刊、河出書房新社。

青木が9人と対談した本。3人読んだ。

本も読みドキュメントも見た、斎藤幸平との対談もあり借りた。

斎藤のベストセラー「人新生」は未読。

ウーバーイーツなどの実践体験談本を読んだ。

「資本主義でない世界を徹底的に考える」と初めにある。

「人新生」は難解本、この対談で少し彼の考えが理解できた。

20年、当時大阪市立大准教授か。33歳。

ざっとこんなことが書かれている。

脱成長の社会、スローダウンさせる。

GDPだけの物差しはやめる。

ファストフードはいつでも食べられるが、そうでなくていい~賛成。

コンビニも24時間など必要ない。マック的消費文化を改める。

気候変動問題。SDGSを考え直す。

~SDGSもはじめは、いいかと考えたが、今はそう思わない。

レジ袋なし、でも企業のロゴのマイバックを売る、

プレゼントするようになりキャンペーン化した。意味がない。

企業のやってる感を出し、利用されてしまう。

Amazonは膨大な利益を生んでいるが、本屋はなしなってしまう。

~わが町も1件もなくなった。

米で、バーニー・サンダースが若者に支持された理由について。

大胆な改革の必要性を説いき、50年先を見て考える。

今、30代位の子供の時代がどうなるかとつかむ。

共産、社会主義は、皆が同じで貧しいと考えがち。

そうではなく共同所有の領域を広げる。

コモンと呼ぶ。この概念を提唱している。

国営、市営ではなく市民営化。

電気、水などを市民が管理する。

マルクス研究をしているがマルクスを守りたいわけではなく

マルクスがイマジネーションの根源になっている。

このままでは資本主義は必ず行き詰る。

バルセロナ、アムステルダムが先駆的な取り組みを開始している

~バルセロナか、意外。アムステルダムについては

他の学者も書いていた、次のページに。

食物を地球の裏から運ぶことをやめ、

できる限り現地で生産する。

斎藤も都心育ち、都市の便利さはわかる。

地方の閉鎖性が嫌で若者が都市へ移住もある。

でも災害が起これば、人口が多い都市部、コンビニも使えない。

資本主義で救われるのは

結局お金持ちだけ、持ってない人には残酷。

コモンでは、面倒なこともでてくる。スポーツも練習する。

民主主義を守るためには、走りこみ、トレーニングも必要。

〇青木の聞き手で、わかりやすかった。

コモン、という考え。日本は長寿、都市部に異常に人口集中国。

どこまで可能かはわからない。コンビニ、ファストフードなど

24時間など必要はない。リニアも当然いらない。

必要ないものを無くし、ゆるめ、その中で生活する習慣をつくる。

少し昔に戻ればいい。

NHKドキュメントでは「ミクシィ」に戻るくらいと言っていた。(^^)/

IT機器もよいものだけを残す。

斎藤は二人子供がいる。先を見て考えている。

〇ロシア文学者、以前読んだ奈倉有理との対談も読んだ。

ロシアゴーリキー国立文学大を08年、

日本人で初めて卒業した女性。ロシアとウクライナの関係。

当時の緊迫した状況などが語られた。



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