なのはStrikerS 5話「星と雷」

2007-05-14 20:42:26 | 魔法少女リリカルなのは NANOHA
リリカルなのはStrikerS 
5話「星と雷」感想


初出動!決死の空中ダイビング?
セットアップ!変身6連発。
魔法少女リリカルキャロがんばる。


(以下本編&メガミマガジン版コミックのネタバレ有り)


○私の新しい居場所、大好きな人と優しい人の居る場所。
だけどどこかで迷ってる。私の事が怖いから...

六課フォワードはヘリ輸送機で移動中。
作戦は目前、張り詰めた雰囲気の機内でキャロは自分の過去を思い出していました。

アルザス一族に生まれた彼女は幼くして竜の召還に成功。
召還師としては優秀すぎる彼女でしたが、強すぎる力を恐れた族長は過酷にもキャロを村から追放。なんてこったい。
「白銀の飛竜の加護と黒き火竜」
...「白銀の飛竜」はフリードのことでしょうが「黒き火竜」とは?

「自分の力は他人を傷つける怖い力」
真っ赤に染まる自分の手のイメージに緊張するキャロ。
そんな彼女に手を差し伸ばしたのはエリオ...ではなくなのはさん。
キャロの力は皆を護る優しい力、と両手を頬に当てて語りかけます。
うーむ、エリオではなく「対抗」なのはさんでしたか。
当然キャロの過去もフェイトから聞いているでしょう、それに「大きな力」を幼い頃から持っていた事も合って、人事ではないんでしょうね。
それにしても、なのはの魅力の犠牲者がまた増えてしまうのではとちょっと心配(笑)

ヘリの行く手を遮るガジェットドローン2型。飛行タイプってやつですね。
隊長二人が先行して、飛行ルート確保することに。

フェイトは車をパーキングに止め、六課司令室に魔法飛行許可を申請。
やはり航空魔導師は、飛行機扱いなんですね。
まあ好き勝手に飛ばれてはいろいろ面倒も有りそうですし。

承認を受けたフェイトはバルディッシュをかかげ、変身開始!
「バルディッシュアサルト、セーットアップ!」
「バリアジャケット、インパルスフォーム」

雷光に包まれ吹き飛ぶ制服と下着(黒)一糸まとわぬ姿で成長した体を見せてくれる描写に感謝!うーん艶っぽい。
手足アーマーが装着される前、内部がまず装着されるなど、さらに描写が細かくなってます。
「ライトニング1、いきます」
変身を完了し、飛び立つフェイト、雲を突抜すすむその姿は正に「衝撃波」を放つ音速を超えているかの様。

一方なのはもヘリから飛び降りこちらも変身。
「レイジングハート、セーーットアップ!」
「バリアジャケット、アグレッシブモード」

さすがに昔のように蝶が飛ぶ描写がなくなりましたが、RHに口づけする手順は同じ。そして音楽も同じです。
こちらの下着は黄色。
なのはさんは黄色とかオレンジ好き?そういえば昔の私服もそうだったか...
しかし細部が描いてないとは言え、真正面から胸や股間を見せるカメラ位置にはこっちがビビりますよ(笑)
髪を降ろすとほんと母親の桃子さんに似て来ましたね。こちらもフェイトに負けないくらい成長しました。

「スターズ1いきます」
アクセルフィンを展開して飛び立ちます。

「二人一緒の空は久しぶりだね」
合流した隊長はそのままドローンとの戦闘に突入。
なのはがまずバスターで挨拶、交差した所でアクセルフィンで反転して背後からデバインシューターでさらに撃破。

あれ、なのは以前より旋回能力上がってる?
フェイトはハーケンフォームのバルディッシュからハーケンセイバーを射出、ドローンを次々にまっ二つにしてゆきます。
いやあ強い強い。
並の飛行魔道機械をしのぐ旋回性能と攻撃力を持つ、さすがSランク魔導師。しかもこれでリミッター付きですもんね。
今回ドローンはAMFを展開する描写は無かったですが、やはり通常から張っている訳では無いんでしょう。

隊長のおかげで無事現場の降下ポイントに到着。
新人ズはまずスターズ分隊のスバルとティアナが発進です。
「スターズ3スバルナ.カジマ」
「スターズ4ティアナ.ランスター」
「いきます!」
躊躇無く飛び降りる二人。
描写はされていませんが、降下訓練もやったんでしょうねー新人ズは。

「セットアップ」
うーん隊長に比べ、まだまだかけ声に勢いが乏しいな(笑)
勢い良く制服が吹き飛ぶスバル。
次々とデバイスが装着する姿は殆どロボット物の合体シーン。
女の子というよりカッコイイ男の子みたいですが、これでも胸は結構あるんだよなあ。そのギャップがスバルの魅力かも。
一方のティアナは華麗に変身。カードに映り込む表現が美しい。
クロスミラージュがカードから銃に展開してゆくのはカッコイイですね。カード型から変型する玩具とか出ないかなあ。

そしてスターズ分隊のエリオとキャロの番となりますが、エリオはちょっと不安顔。
そんな彼女に「一緒に降りよう」と手を差し伸べるエリオ。
エリオがんばれ、エスコートは君の役目だ。さっきは出遅れてなのはさんに取られちゃったけどね。

手をつないで飛び降りる二人。
「ストラーダ」「ケルケイオン」
「セットアップ」
エリオ変身、音楽と相まってカッコいいんだけど短!なんだ脱がないのかよと落胆の声が聞こえた様な気がします。
せめてストラーダ展開シークエンスの尺を長く、足にアーマーが装着されるのは両足やっても良いと思うヨ。
キャロは民族音楽風のBGMの中、下着→裸→ジャケット装着とこの番組らしい変身。
ケルケイオンはグローブ型でちょっと地味だけどラインが走る描写はカッコイイですね。
最期は「がんばります」ポーズで決め。

リニアトレインに無事着地した新人ズ。
バリアジャケットが新調されているのに気付きます。
無邪気に喜ぶスバルをたしなめるティア。今日もスバティアはいつも通りですな。
出迎えたドローンをバリアブルバレットで打ち抜くティアナ。
以前は一発に時間のかかっていた弾体を一瞬で形成とはさすが新デバイス。
スバルは天井から車内に飛び降り、その勢いで一機撃破。というより圧殺?さらに残骸を投げつけ二機目。うまい、これならAMFは関係ない。

「アサルトグリップ」
狭い車内をマッハキャリバーで縦横に走り回り、リボルバーシュートを放ちます。
屋内やこういう狭い場所での戦闘は、スバルの力を遺憾なく発揮できますね。

しかしあまりにも勢いがつきすぎて、天井を破って飛び出してしまうスバル。
あわや落下?と思われたその時、マッハキャリバーが自動でウイングロードを展開します。
新デバイスの性能に驚くスバル。
「私はあなたをより強く、速く走らせる為に生まれました」
しかしスバルはこう答えます。自分と「一緒に」走る為だと。
「考えておきます」
このやりとりはいかにも新デバイスとマスターの出会いって感じで良いですね。これから二人でどんな関係を築くのか楽しみ。

Bパート。
ティアナは車両の停止を試みますが、ケーブルか破壊では上手く行かずリィン2に引き継がれ、レリック確保へと向かいます。

途中クロスミラージュとの会話で、先ほどのバリアブルバレットの弾核形成が彼(男声なので)の仕業だと解ります。
一度作成した術式を記憶して高速展開がデバイスの役目ですが、インテリジェントデバイスはさらにそれをより効果的なタイミングで判断して行います。
(さっきのマッハキャリバーのウイングロード)便利。
ただティアナの言う通り、頼りすぎると良くない。デバイスを使っているつもりが、逆に使われるなんて事にもなりかねないですし。
その辺りは彼女も認識しているようです。

エリオとキャロはレリックを目前に、ガジェットドローン3型と対面していました。球形大型、OPのやつですね。
エリオは切り込むもAMFを展開され力を発揮できない。サポートのキャロも同様で、その力はドローン1型より広範囲のようです。

戦闘のさなか、キャロは自分の過去を思い出します。
村を追われ、管理局に保護されたらしい彼女はその力、竜召還が不安定なため、そこでも不要という烙印を押されていました。
しかしそれを保護すると申し出たのがフェイト。
「キャロはどこに行って何をしたい?」
雪の振る中、彼女はキャロにマフラーを巻きながらそう訪ねます。
こう言うシーンはグッと来ますねえ...フェイトはやはりこう言う子達を放っておけないんでしょう。
しかしキャロの使い道を「殲滅戦に放り込むしか使い道が無い」というのは当たってるけどヒドい。実際そういう境遇の魔導師の子供が居ない事を祈りますよ。

なす術の無いエリオを車外に投げ飛ばすドローン。
キャロはそれを追って飛び降り、自らの力を周囲の人を護る為に使いたいと望みます。
「ゴメンねフリード、不自由な思いをさせて...竜魂召還!」

飛び降りたおかげでAMFから逃れた彼女は召還魔法を行使。
その魔法陣から出現したフリードは全長2~30メートルはあろうかという巨大な姿に変わっていました。
「これが彼女の力の一端や」とはやて部隊長。
一端、てことはまだまだ隠された力が有るという事ですかね?「黒き火竜」というのもそれなのかも。

その姿にスバルは「カッコイイ」と感動し、ティアナは驚きを隠せません。リイン2ももはやサポートは不要と言い切ります。

フリードは魔法火炎ブラスト.レイを放つも、やはりAMFは硬い。そこでエリオが立ちます。
「エンチャッテッド フィールド エンヴァリッド」「ブーストアップ ストライク パワー」
無効化と強化ってとこですかね?キャロの魔法を追加され、さらにストラーダに「エクスプロジオン」をかけます。
「一閃秘中!」
雷光をまとった刃はドローンを一刀両断。
あとはスターズがレリック確保。これにて任務は無事終了です。

しかし、一部始終を見つめる人物が居ました。
謎の白衣の男...追撃戦力というところから、彼がドローンを放ったようですね。しかし目標のレリック刻印No.9を失っても平然としています。
さらに六課魔導師達を「興味深い」と評します。
「こんなところでプロジェクトFの残滓にであえるとは」
特にフェイトとエリオに注目したようです。

いかにも怪しい、悪の科学者。かれが当面の「敵」?
プロジェクトFとはやはり「彼女」の研究していた「F.A.T.E」のことなんでしょうか?

○今回はキャロの過去と覚醒。そして六課メンバー変身シーンと派手な回でした。
変身シーンは改めて言うまでもなく予想を越えて良かったので、今回限りと言わず、今後もバンクで使用して欲しいです。

キャロの過去はやは悲しいものでしたが、現在は厳しくも優しい上司や、共に汗を流す同僚、そんな周囲に護られています。
不安なキーワード「黒の火竜」もありますが、その力を真っすぐに伸ばしてゆけると思いたいですね。
同じ様な境遇のエリオも今後こういうお話が待っているんでしょう。

○今回の絵は「新バリアジャケット~隊長さん達のを参考にしてみましたですよbyリィン」
エリオはソニックフォームで。


さて次回は鬼軍曹?ヴィータも参加しての訓練と捜査の進展があるようです。
今回出て来た謎の科学者の正体も気になる所。
楽しみです。