なのはStrikerS 7話「ホテル.アグスタ」感想 

2007-05-26 16:54:00 | 魔法少女リリカルなのは NANOHA
魔法少女リリカルなのは StrikerS 
7話「ホテル.アグスタ」感想

あの人登場?オークション会場を護れ。
鉄壁、夜天の騎士大活躍。
ティアナ、泣く。

(以下本編&メガミマガジン版コミックのネタバレ有り)

○なのはポータルサイト 時空管理局さん
お世話になってます。
土曜夜に「なのは」系サイト紹介のネットラジオ始めたそうなので、聞いてみたいと思います。

聞きました。
マラソン放送6時間、お疲れ様です。こちらは3時で寝ちゃいました。
リアルタイムでいろいろ紹介されるっていうのも新鮮ですね。
楽しい時間をありがとうございます!


最初の出動のときもそれなりに上手くやったけどそれだけだった。
真日の訓練もあんまり強くなっている自信がない...

○いつにも無く不安なティアナのナレーションで始まった今回。

ミッド上空飛ぶ軍用ヘリコプターは機動六課所有の「ストームレイダー」
機内には六課フォワードメンバー、部隊長はやて、シャマル、ザフィーラを載せ、北東部の「ホテル.アグスタ」へと向います。

今回の任務は以下の通り。
ホテルで行われるのは合法ロストロギアのオークション。
今回はその警備が目的。
犯罪者Drスカリエッティの関与が疑われる今、ロストロギアを扱うオークションにはレリックと誤認したガジェットが現れる可能性もあり、当然オークションに参加する品物やお客も保護対象。
すで副隊長であるにシグナム、ヴイータは昨日より会場入り。

説明を聞きながらザフィーラの頭をなでるスバル。
スバルって動物好きそう。でもザフィが人間型になるのは知らないんだよな。
そしてキャロが目に止めたのはシャマル先生の横にある三つの箱。
彼女曰く「隊長達の仕事着♡」
シャマルさん凄くうれしそうなんですけど...

ホテルの受付に現れたのは3人のドレスアップした美女。
はやて、なのは、フェイトの3人です。
「仕事着」ってのはコレのことでしたか。
皆さん肩を大きく露出したデザインで、それぞれ青、赤、黒の色を使用しています。
会場内は隊長ズが警備。
軍服で動くよりは会場内はむしろこっちが目立たない、ということでOK?
まあ変身すればバリアジャケットには一瞬で切り替わるわけだし。

3人はひとおとり会場を再チェックしながら見回ります。
そんなフェイトがすれ違った二人の男性。片方は栗色の髪にスーツ姿ではありますが、ユーノくんじゃないですか。
しかし彼女はバルディッシュとの念話に集中していたせいか素通り(笑)

フォワード新人達も警備に着きます。
そんな中、スバルとティアの会話は部隊長はやてと守護騎士「ヴォルケンリッター」達についてのこと。

部隊長はやての魔道所は「夜天の書」
守護騎士は5人と一匹、シグナム、ヴィータ、シャマル、リンフォース、ザフィーラ。
はやての個人戦力でその出自と能力の多くが特秘事項によって守られていること。

スバルは父ゲンヤとギンガに聞いていましたが、さすがに10年前の「闇の書事件」は知らされていないようですね。時空管理局の高官グレアムが深く関わった事件でもありますし。真相を知るのは上層部と、現場いたそれこそごく一部なのでしょう。

以上を聞いていたティアナは、ますます周りとの疎外感を感じてしまったようです。
あげくに隊長達だけでなく、同じフォワードのエリオやキャロ、パートナーでもあるスバルのことも「自分は凡人、周りは恵まれた者」と感じてしまいます。

確かに表面的には大きな力。ですが、その力を持つ悲しい理由や、そこまでいたる努力や研鑽などの経緯までは想像できない。
視聴者から見れば解るのに、ティアナからは見えない。はがゆいところですね。

「だけどそんなの関係無い、私は立ち止まるわけには行かないんだ」
前向き...に見えるけど何か違う様な。周りを見ているようで見ていない、上手い言葉が見つかりませんが、目を塞いで一人で走っている様な、今のティアからはそんな危うい印象をうけます。

そしてホテル近くにガジェットドローン出現!1型が35、3型が4、かなりの数です。
状況は広域防御戦。シャマルが現場指揮と管制を司り、副隊長二人とザフィーラが前線、フォワード新人ズが防御線を担当。

おお、ヴォルケンリッターが活躍してます。
ストライカーズ放送前の印象では「シャマルは医者だし、ザフィーラはお留守番、守護騎士も新メンバーの影ではあまり出番がないだろうなあ」とおもってましたから。シャマルがまさか指揮まで担当するとは思いませんでしたね。
彼女の医者という役職も、ザフィーラのランク無しのような、総合魔力保持設定を逃れるはやての「裏技」の一つなんじゃないかと思えます。

敵が迫る中、ティアナは積極的に現場の情報を仕入れようとシャマルのクラールヴィントとのリンクを希望。
本人は気付いてないけど、こういう所がリーダー向きなんですよね。たぶん自分から言わなきゃシャマルもおこなわなかったでしょうし。
シグナムにしても自然と新人達の防御線を「ティアナの指揮で」って言ってますしね。

そんなシグナムとヴィータ、そしてシャマルはデバイスを起動、騎士服へとセットアップ!
来ました裸変身!(笑)以前のなのは達と比べると時間も短いですが、A'sでも無かったですからねー。嬉しいです。
そして変身の際にはデバイスのレベル2起動承認をうけてましたね。おそらくL2からが実戦、これが「リミッター」か。
二人は上空から一気に前線へ。
ヴィータの「シュワルベ.フリーゲン」シグナムの「紫電一閃」で次々とドローンを撃破。
そしてザフィーラも敵の攻撃を物ともせず雄叫びをあげて迎撃してゆきます。
さすが無敵ヴォルケンリッター、大活躍です。

Bパート。
ヴォルケンズの活躍に素直に感嘆の声を上げるスバル、対象的さらに実力差を思い知らされた雰囲気のティアナ。
ますます雲行き怪しくなって来ました。

一方、ホテルから離れた場所で、Dr.スカリエティと通信する影二つ。
大男と少女。ゼストとルーテシアですね。
Drはゼストを「騎士」と呼び(ということはベルカ?)オークション会場に持ち込まれた、ある密輸品の奪取を依頼します。
しかしゼストはあっさり拒否
「レリックが関わるなら互いに不可侵と決めたはず」
これはDrに作られたが、すでにかれらが「雇い主」の為に働いているから、ということでしょうかね?

一方のルーテシアは受け入れます。
「ゼストとアギトは嫌うけど、私はDrの事嫌いじゃない」
アギトというのも初耳...
Drはルーテシアに礼を言い、今度お茶とおかしでもと誘いますが、彼女の能力をあてにした下心見え見えって感じ。

ルーテシアは早速小型の虫型召還獣「インゼクト.ズーク」を召還。
手にはグローブ型デバイス「アスクレビオス」が光りますが、その形はキャロの「ケルケイオン」と全くの同型。
こりゃあ時空管理局から技術の横流しか、それとも違法に手に入れたのか。
キャロのケルケイオンがその反応を察知。召還師は互いの存在を感知出来る?それともデバイスが同型だから?
六課本部もその魔力の大きさに驚きます。

召還獣は残ったドローンに取り憑き、その性能をアッップさせ、前線を振り切ってホテルへ。
どうやらルーテシアが遠隔操作しているようですが、数多いドローンを全て操作する並列処理能力には驚きです。
さらに転送魔法でドローンをホテル前へと次々に転送。
「それも彼女の能力の一部」
うーんキャロとはまた違った強力な召還師ですね。そしてそれはなのはやスバル達のような直接的な力のぶつけ合いとも違う魔法の使い方です。

前線からヴィータは後退、防衛戦のサポートへと向います。それまで防衛戦を死守するのが新人達の役目。
しかしティアナは積極的に撃って出ることをシャマルに進言。
「全機撃墜します!」
任務成功の為なら積極的判断とも取れますが、見ているこちらからはどう見ても「功を焦って」いるようにしか見えません。

「才能がなくったて、どんなに強い敵だって、ランスターの弾丸は敵を打ち抜ける」
作戦はスバルを囮にした「クロスシフト」
一話のアレですね。しかしカートリッジは四発ロード。おそらく訓練でも使用した事の無い魔力量でしょう。
シャーリィに指摘されても聞き入れません。ああ、やっぱり「目を塞いで一人で走っている」って感じです。

「クロスファイヤー、シュート!」
連射連射、次々とドローンを破壊する弾丸。
しかしその一発が逸れ、スバルの後方へと迫ります。

迫る弾丸、回避不可!?

しかし弾丸は寸前で叩き落とされスバルは命拾い。
二人の目に映ったのは烈火のごとく怒った副隊長、ヴィータ。
テイアナは自分の結果に呆然とし、スバルは何とか取り繕うとしますが、見え見えの言い訳でしかなく、二人は防衛ラインから外されるのでした。

ティアナの失敗はスバルを誤爆しようとしたこともありますが、ヴィータの言う通り「無茶して」普段使い慣れない魔力量で戦い、結果制御出来ず仲間を危険に晒した事ではないでしょうか?
さらに、これは仮定ですが、クロスシフトが一話のとおり、文字通り敵を挟んでのスバルとのコンビネーションだとしたらそれを待たずに発砲した可能性も...
もしそうならスバルはもっと焦っても良いハズなんで、さすがにそれはないと信じたい。

そのころルーテシアはDrの依頼物を確保。
使用したのはデバイスから呼び出した「ガリュー」というこれも召還獣?
シャマルのクラールヴィントのセンサーにも感知されない存在。これはかなり危険な存在ではないでしょうか。
役目を終えたルーテシアは再びゼストとともに本来の目的「探し物」を見つけるため去ります。
かれらの「探し物」とは果たして...まだまだ謎は多いですね。

戦闘は終了。
落ち込むティアナに「ティアは悪くない」と声をかけるスバル。
しかしテイアナは彼女をその場から激しい言葉で追い払い、一人涙するのでした...


○ティアナの不安が一気に形になって現れたお話でした。
周りと自分を比べ不安になり、慣れない事をして失敗。
多少個人的経験もあって気持ちは解るだけに、こういうのは見ていて辛いですね。

○今回の絵はティアナ。
彼女が再び笑顔を取り戻す事を祈って。

○ゼスト、ルーテシア登場
口調は非情に丁寧なルーテシア。声は桑谷夏子さん。
前作前々作まで遣い魔アルフ担当でワイルドなお姉さん声で楽しませてくれましたが、今回ははかなげな美少女。芸の深さをみせてくれますね。
盲目的にDrに従う訳でもなく、しっかりとした意思を感じるのが昔のフェイトとはまた違った感じ。

そして「騎士」ゼスト。
そう言うからにはおそらくベルカ...でしょうね。
騎士らしく敵にも敬意もっているようですし、どんなデバイスを使うのか?なぜルーテシアとペアで行動するのか、これから明かされてゆくんでしょう。
ああ、ベルカといえば公式HPで公開されたルーテシアの背景には召還魔法陣がありますが、剣十字の紋章等ベルカ式と非常に似ています。
召還魔法はもともと古代ベルカ式さらに別れた分派とか?

○ユーノとアコース
え~ユーノは二言で終了...
アコース査察官は、はやてと旧知の仲。冗談を言い合う二人は兄弟のよう。
二人も取りあえず顔見せ、まだまだこれから活躍するんでしょう。
特にユーノ...がんばれ(笑)


○次回、どん底まで落ちたティアとパートナースバルが、どんな行動をみせてくれるんでしょうか?
スバティア前回で今回の失敗を乗り越えてほしいですね。
次回も楽しみです。