なのはStrikerS 8話「願い、二人で」感想&不完全変型ティアナ 

2007-06-05 17:48:29 | 魔法少女リリカルなのは NANOHA
魔法少女リリカルなのは StrikerS 
8話「願い、二人で」感想 &不完全変型 ティアナ.ランスター←→クロスミラージュ

明かされたティアナの過去
見えない明日を探して二人は進む
悲しみ、模擬戦の彼方に
(以下本編&メガミマガジン版コミックのネタバレ有り)

○同人用ティアナ←→クロスミラージュ完成。(変型は続きを読むから)




○ホテル.アグスタ。
前回戦闘の事後処理の中、ティアナとスターズ隊長なのは二人だけで話し合っていました。
内容はもちろん前回ティアナのミスで、あやうくスバルを射っていまうところだったこと。
しかし、なのはは落ち込んだ様子のティアナをそれ以上叱ることはしません。
ただ、一つだけ。
「一人で戦っているわけじゃない、自分とティアナのポジション前後左右が味方、その意味を考えて」と。
ティアナもその言葉に何か気付くいたようで「考え、その失敗を二度と行わない」と約束をします。

さすがに前回ヴィータにキツく叱られていましたからね。さらに現場にいなかった事も有り、なのはも再び叱ってもしょうがないと思たんでしょう。
しかし、なのはがもし現場にいたら、どんな叱り方をしたんでしょうね。
「前後左右が味方、その意味を考えて」
深いことばだな、と感じました。
「前後左右を守れ」また「前後左右に気をつけろ、ミスすれば回り死ぬのだぞ」という風にも取れますね。

そのころユーノとフェイトは機動六課が追っている今回の事件のことを話し合っていました。
ガジェットに使われていた「ジュエルシード」は二人にとっても懐かしい思い出。
10年前ユーノが探し、なのはとフェイトがそれを求めて争ったジュエルシード。全てが始まったのそこからでしたもんね。

「寂しいサヨナラもあったけど、いろんなことの始まりだから」
悲しい思い出もいつか懐かしむ時が来る、そんな言葉を思い出します。
そんな二人を不思議そうに見つめるキャロ。
自分の知らないフェイトの交友関係の繋がりを見て少し心配、少し興味有りといったところでしょうか。
やがてなのはが現れ、フェイトはユーノの警備を変わる理由で後のことを任せます。
ぎこちない挨拶を交わし合う二人。久しぶりで緊張しているのか意識しているのかは解りませんが、まあユーノ君に出番が有って良かった(笑)

「アコース査察官」とユーノは知り合い。無限書庫での彼が調べものをしたのがきっかけだそうですが、やはりそっれもレリック関連だったのしょうかね?

隊舎に戻った六課フォワード。
今日は休養するように、と伝えるなのはですが、ティアだけは一人で自主練習を始めます。
スバルやエリオ、キャロもつき合うと申しでますが、それも断ってなにかに憑かれたように。
やはり今日の自分の失態が許せないんでしょうねえ。

そのころ六課隊長達+シャーリィ。今日のティアの行動と、その理由に着いて話し合っていました。
そこから解ったのは彼女の兄の存在。
ティーダ.ランスター一等空尉は執務官死亡の航空魔導師。
しかしある事件で犯人を捕まえることが出きず、しかも殺されてしまった。
その際、ある管理局幹部は彼に「任務を失敗した(無意味で役に立たず?)」とコメント。
両親を失い、兄が親がわりだった当時のティアナは深く傷き、その時からあにのような魔導師、といずれは彼の夢だった執務官となることを目標としたのだろうとなのはは語ります。

ナルホド、それが前回の「ランスターの弾丸はどんな敵も打ち抜くことが出来る」の台詞の理由でしたか。
ティアナではなく「ランスター」
ファミリーネームにこだわった裏側には、その名前で相当な苦労が有ったんでしょう。
そして執務官になることも兄の夢でしたか...

深夜。
たった一人で4時間も訓練をするティアナの元へ、意外な人物が現れます。
ヘリパイロット、ヴァイス飛曹です。
今の訓練の方法に疑問をなげかける彼に、ティアナは「詰め込まないと凡人だから上手くならない」と相手にしません。
ティアナにいわせれば「パイロットに何が解るのか?」というところか。
だからこそヴァイスも「って言ってたんだよ...なのはさんが」と付け加えていますが、実は彼も元魔導師。

テイアナのことを「オレから見ても十分才能が有る」と言っったのは、おそらくは彼の経験から来た言葉なんでしょう。
努力出来る人間はそれだけで「努力」という「才能」なんですよね。ティアナもおそらくそのタイプじゃないのか?と言いたかったのかもしれません。

翌朝、たった4時間の睡眠で自主練習に出かけるティアナ。
彼女にスバルは一緒につき合うと申し出ます。コンビだからと。
出ました、スバルの時々出る妙な強引さ(笑)どうせ断っても付いてくるだろう、勝手にすればって感じのティアがカワイイですね。スバティアいーよスバティア。

ティアナが考えていたのは、短期間で攻撃力のアップ。射撃にこだわらず、手数と手段を増やすこと。
射撃だけでは対応出来なく時が来る、その時別の方法があればスバルのコンビネーションのバリエーションやエリオ達のフォローも出来ると。
スバルもそれに賛同し、その日から二人だけの訓練が始まりました。
朝の訓練よりさらに速い早朝。
日日の訓練の合間に。
ヴァイスの心配する視線の中。
エリオとキャロの応援の中
ティアナは自分の強さを証明する為に、スバルはパートナーの夢を助ける為に。
今は自分達が正しいと思ったことを信じてやるしか無い、二人はそう思いながら練習に励んだのでしょうか。

翌日の模擬戦闘で、なのはに教わったことではなく、自主訓練の成果を見せる。
ティアナはスバルに、憧れのなのはさんに逆らうことになるけど、それでいいの?と問います。
それにスバルは「叱られるのも慣れてるし。なのはさんやさしいからきっと解ってくれる」と答えます。

なのはは優しい?
...残念だけどスバルはなのはの一面しか見ていなかったんでしょうね。
フェイトと戦い、ヴォルケンリッターと刃を交え、闇の書と死闘を行った彼女をスバルは知らない。
優しさだけでなく、困難をはね除ける強さと厳しさが合わさったのが「高町なのは」なのだと知らなかったのが辛い...

翌日。
ライトニング分隊とフェイト、そしてヴィータの見守る中、模擬戦が始まりました。
空中のなのはに向け、クロスフィヤーを放つティアナ。
しかし弾に勢いが無いとヴィータが指摘、そしてスバルのウイングロードをつかった攻撃もフェイクではなく実体。
訓練どおりに行われない攻撃。事故ではなく意識しての行動。

思えば、このころからなのはは気付いていたのかもしれません。
なのはの注意にも関わらず、再び攻撃を加えるスバル。そして砲撃魔法の体制で、なのはに狙いを定めるティアナ。
しかしそれの狙いもフェイク。
彼女の狙いは足止めされたなのはへ、ウィングロードを駆け上った直上からの落下の威力を利用した、バリアを切り裂くクロスミラージュのエネルギーブレードの一撃。

「一撃必殺!」

轟音の納まった中、スバルとティアナが見た物は、二人の攻撃をレイジングハートさえ使わずに受け止めるなのはでした。
「おかしいな、二人ともどうしちゃったのかな?」
怒りと悲しみをないまぜにしたような声で二人に語りかけます。
「本番でこんな危険なことするなら、練習の意味ないじゃない。私の訓練...そんなに間違ってる?」
1sシーズン、そしてA'sでもこんな表情のなのはを見たことが有りません。

スバルはその表情に押され、拳を引きますが、ティアナはブレードを素手で握る手に赤い物を見た、さらに動転してしまいます。
「誰も傷つかないように、無くしたくないから、強くなりたいんです!」
さらになのはに向って砲撃魔法を撃とうとするティアナ。
「少し、頭を冷やそうか...」
「ファントムブレイズ!」
「クロスファイヤ...シュート」

なのはの魔法弾がテイアナより速く彼女を捕らえ、詠唱魔法ごと吹き飛ばします。
「よく見ておいて」
スバルをバインドで捕縛し、さらにテイアナに第二射を準備するなのは。
「なのはさんっ!」

スバルの叫びとクロスファイヤーの収束弾がティアナを襲ったのはほぼ同時。
ピンクの魔力光に包まれ、力なく落下するティアナ。
全てを見ていたスターズ分隊エリオとキャロ、フェイト、そしてヴィータは言葉もありません。

「...くっ!」
スバルは涙を流しながら、なのはを見つめます。
しかしそれは今までの「憧れ」とは全く逆の「憎しみ」の表情でした。


○亡き兄に近づきたかったティアと、その夢を叶えたかったスバル。
そして二人を一人前の魔導師にしたかったなのは。
残念ながらそれは何時の間にかズレを呼び、今回こうやってぶつかることになってしまいました。

互いに譲れない強い思いが有って、その違いが争いを生み、それを全力全開で戦う。
どうしても言葉だけでは伝わらないことがあり、どうしてもそう言う状況になってしまう。
「リリカルなのは」は1stシーズンからそういう物語でした。

師弟、そして同じ分隊の仲間である三人が争うのは悲しいですが、さらに大きなレリック事件に立ち向かうために、この戦いはどうしても避けられないことだったのかもしれません。

なのはは、二人の思いを体で受け止め、悲しみとともに全力でそれを打ち砕きました。
テイアナ、彼女が何を間違ったのか、それは彼女が答えを出すでしょう。
スバル、生きる目標であった憧れを失い、今の怒りは悲しみにかわるのかもしれません。

築き上げたものを全て失ってしまった用に見えるスターズ分隊。
しかし希望はあります。
なのはが全力全開で戦った相手とは、必ず深い絆で結ばれます。
今はそれを信じて。

○後半の模擬戦バトルシーンは動きが良く、興奮しました。
アクションシーンはここまで動いてくれると嬉しいですね。

○次回はなのはが重傷を負った「あの事件」が語られるようです。
彼女が「伝えたいこと」は何なのか?
楽しみです。


○同人誌用 不完全変型シリーズ ティアナ.ランスター←→クロスミラージュ(TEANA←→CROSSMIRAGE)はここから。
魔導師モード 前後 背中に背追った外装が小さかったですかね。

クロスミラージュモード 片手持ち、左右合わせて2丁拳銃の二種類


変型1 左右分割まで。

変型2 分割から個々に変型させます。

以上です。
スバルより変型は簡単なはずなんですが、時間がかかってしまいましたね。
モード2の「ダガーモード」は入れることが出来ませんでした。
あとはキャロ、エリオ、はやてもやってみたいアイデアが出て来ました。
リリカルハートまでにどこまで出来るかってとこですね。