魔法少女リリカルなのは StrikerS
9話「たいせつなこと」感想
消えない不協和音
彼女の本当に伝えたかったこと
いつか、あの星のように
(以下本編&メガミマガジン版コミックのネタバレ有り)
○自分の失敗が許せなかった。だから、強くなりたかった。
だけど、やっぱり何にもできなかった...
暗闇が晴れ、ティアナが気付いたのはシャマルの医務室。
現在は夜の九時。前回の模擬戦でなのはの練習弾をくらい、それから数時間が経過していました。
シャマルさん、検査のためとはいえティアナの上着どころか下まで脱がしてます(笑)
練習弾っていうのは肉体のダーメージはないようですね。ですが気絶するほどのショックですから、痛覚のみを味あわせるってことでしょうか?
まあ肉体ダメージは無くてもあの体験はトラウマもんだと思いますですよ。
夜の訓練場。一人機材を調整するなのはの元にやってきたのはフェイト。
なのは、昼の件があったのに、こんな遅くまで仕事しているんですね。
彼女はティアナが目覚めたこと、そしてスバルとともに謝りに来たと伝えます。
なのはは昼の一件を「監督不行き届き」と謝り、ティアナの様子を聞きます。
「まだご機嫌ナナメみたい」
二人の気持ちはまだなのはに不満、不信感を抱いているようです。
翌日改めて話し合う時間を持つ、と決めた二人でしたが、そこにアラート、緊急出動の警報が鳴り響きます。
海上に出現した飛行タイプのガジェット2型。
その行動はレリックを求めてではなく、なんらかの示威行為ではないかとフェイト、六課部隊長はやては考えます。
ガジェットを放ったのはやはりDrスカリエッティ。
今回はどうやら速度の上がった改良機のテストを兼ねての六課の戦力調査といったところでしょうか。
そこへルーテシアからの通信。レリック出現の確認でしたが、そうでないと解るとまるで興味が無いようです。
そしてDrはレリックの情報はルーテシア達に流す約束をしている、と。
今日はあの「ゼスト」と「アギト」と行動を共にしていないと言うルーテシア。チームでいつもいっしょ、というわけでもないんですね。
「私の作品はやはり良い出来だ」
Drの「作品」とは、やはりルーテシア含む三人のことでしょうね。
この敵なら超長距離砲撃で撃墜可能。
リミッター解除級の魔法はデバインバスター以上のスターライトブレイカー級?
手の内を見せる必要はないとなのはも進言。
今回はなのは、フェイト、ヴィータに空戦可能な隊長ズのみの出動となり、新人フォワードは待機となります。
しかしティアナは待機からもはずされることに。
魔力体力共に気力の回復を心配してのなのはの気遣いでしたが、今のティアナにはそのまま受け取る余裕がありませんでした。
「命令違反する人間は使えないってことですか?才能の無い私は少しくらい無茶しないと強くなれないじゃないですか」
次の瞬間、ティアナの体は宙を舞っていました。
彼女を殴ったのはシグナム副隊長。
「駄々をこねるバカは、なまじ付き合ってやるからつけあがる」
うーん、まあこれは仕方ない、緊急事態に何やってるって感じですから。甘えを許さない軍曹役のシグナムがやらなければヴィータがやってたでしょうね。
隊長ズを載せて飛び立ってゆくヘリ、ストームレイダー。
納得のいかないスバルもシグナムに訪ねます「命令違反は良くないし、ティアナを止められなかった自分も悪い、しかし強くなろうと自分で努力することはイケナイことなんでしょうか?」と。
スバルも全開の模擬戦の件、それなりに責任感じてたんですね。
「努力は悪くないわ」
そこへやって来たのはシャーリィ。彼女はなのはの事、教導の意味を伝える、と新人ズに伝えます。
「みんな不器用で見ていられなくって」
ロビーに集まった新人とシャーリィ、シグナム、シャマル。
彼らの前で映し出されたのは一人の少女が魔法と出会い、やがて否応無しに戦いの運命に巻き込まれていった記録でした。
フェイトと、ヴォルケンリッターと、闇の書と。
素質を持っていたが故に巻き込まれ、その責任感の強さだけで戦場から逃げ出さなかった少女。
しかし、いつしか「天才」と呼ばれた彼女の体には、本人も知らない負担がかかっていました。
歳に似合わない魔法の威力と、その負担を想像して驚く新人達。
もちろんそれだけでなく、隊長副隊長がなのはとガチバトルを繰り広げていた過去に驚いているようでしたけどね。
これから隊長ズの見方が変わるな(笑)
カートリッジシステムはこの10年で広まったようですね。
ミッドでは廃れた技術だったようだし、不用意な魔力の底上げは、ホテル.アグスタでのティアナの暴発のような危険もありますし。
そしてなのは管理局入隊の二年後、その負担は戦闘中の油断を呼び、思いも寄らない事故、敗北招きます。
無理の対価は安く有りませんでした。
半年の入院、リハビリ。魔法を失うかもしれない、立って歩くことも出来ないかもしれない状況。
なのはの後悔、そして新人への教育方法の原点はここにあったようです。
1stシーズンで兄の恭也が語っていましたね。
なのはは昔から思った事、考えたことをなかな口に出さない少女だと。
父の入院で家族がなのはに構う事ができない環境。無理を言えない時代がその性格を作ったと。
もしかしたら9歳当時から、なにかしら体の変調を感じておりり、彼女の性格はそれを表面に出す事を許さなかったのではないでしょうか?
それがなのはの「不器用さ」なのかもしれません。
「あいつが何時もどおり笑っていたから気付かなかった」
事故当時をを思い返したヴィータのセリフです(ストライカーズコミック)
シグナムはティアナに訪ねます。
ホテルアグスタ、そして模擬戦での行動は果たしてなのはのような命を賭ける戦い、譲れな状況だったのか?
(それは仲間達の為でなく、自分が満足する為だけの行為ではなかったのか?)と。
海上での戦闘は終了。帰投したなのははシャーリィが事故のことを話した事に困り顔。
ですが本心ではいえない事いってくれたと感謝しているのかもしれませんね。
六課敷地内、海の見える防波堤に一人座るティアナの元に、なのはがやって来ます。
それを後ろの茂みから見つめる新人ズとシャーリィ(笑)
なのはテイアナに伝えます。
才能が無いと思うのは間違い、そしてスバル達も未だ原石の状態であり、ティアナはそのチーム射撃と幻術で助け、知恵と勇気を使った指揮でどんな状況も切り抜ける。それがようやく形になってきているところだと。
物足りないと思っている射撃魔法もなのはが撃ったときのような収束状態で使えば有効だし、模擬戦で見せたクロスミラージュのブレード化も決して間違いではありませんでした。
「セットアップ、ダガーモード」
クロスミラージュに隠された機能。それは近接近戦闘、クロスレンジで使用する為の魔法刃を展開する「ダガーモード」への変型でした。
なのははティアナの執務官希望の意思も考え、単独戦闘もこなせる装備を(おそらくシャーリィと共に)デバイスに組み込んでしました。
...ああ、不器用すぎるよなのはさん。
「戦闘はすぐ始まるかもしれない、だから今の長所を伸ばしたかった。だけど、私の教導って地味だから強くなってるかどうか解らなくて、不安になっちゃったんだよね。」
あーなのはさんも「地味」って自覚はあったんだなあ。
たぶん過去教導で教えた生徒から「エースの割には地味な教導よねー」とか影で言われて傷ついたことが有るに違いないんですよ(笑)
なんだか大人なのはさんが初めて可愛く見えました。
ティアナはなのはの本心に気付き、自分の行いの間違いを涙を流しながら謝ります。
なのはも彼女をを優しく抱きとめるのでした。
次の日の早朝。
フェイトは新人を連れ、ある魔導師の称号について語ります。
華麗に戦う優秀な「エース」
どんな困難な状況も突破できる「ストライカー」
なのはは新人達をその「ストライカー」に厳しく、丁寧に育てようとしているのだと。
これはフェイトなりに親友なのはの考えを伝えたかったのでしょうね。
なのはとシグナム、ヴィータは訓練場にいました。
面倒な時期に育ててもやがて生徒は旅立ってしまう。教官というのは因果な役職だとヴィータは嘆きます。
なのははそんな彼女に「一緒にいられる時間は短い、だからこそ出来る限りの事を伝えたい」のだと。
やがてなのはの元に集まってくるスバル他新人達。
ふっきれたような、みんな良い笑顔をしてますね。
「この子達は何が有っても墜させない、いつか自分達の空を飛べるまで」
なのははフェイトと笑顔を交わし合い、いつもの朝練のはじまりを告げるのでした。
○なのはStrikerS 第一部完!(笑)
ああ、良かったなあ、というのがここ数回を見ての正直な感想です。
全てを失ったように思えたスターズ分隊でしたが、これでさらに強い絆で結びついたでしょう。
むしろ今度はティアナがスバル以上になのはに傾倒するようになり、逆にスバルがヤキモチを焼く展開もあったりして(笑)
以前StrikerS放送直前、なのは達は中学生での活躍と思っていたので「こんどは学園ものか?」と予想していました。
それは大きく外れましたが、今回のエピソードを見てある意味本当に学園ものなのかもしれないなあと思いましたね。
六課を学園。フォワードを部活。なのはは赴任した新しいコーチ。
校長はやてが全国から集めた素質のある生徒を、なのはは指導でやがて一人前へと育てててゆく....おお、スポ根もの(笑)
思えばなのはの六課での教導も、今までの教導とは勝手がちがうのではないかと予想。
今までは短期の特別講師というようなものなら、六課では年単位の腰を据えた長期、いわばクラスを一つまかされたようなものなのかもしれません。
その場限りの戦技教導だけではなく、今回の様な個々のメンタル面、そしてその後の進路まで見て行かなくてはいけない。
今回はそんな苦労が伺えました。
そしてこれも予想ですが、もしかしたらStrikerSの最終回は、新人達の「卒業」になるのかもしれませんね。
最初はいなくなるのは、なのは達教官のほうかと思っていました。
しかし、今回ティアナのデバイスにくみこまれたダガーモードの意味、そして最期のヴィ-タの訓練場での「やがて生徒は旅立ってしまう」というセリフです。
それでおもいだしたのは3話のOPはやてのナレーション。
「それぞれの道の、ここは小さな通過点」
以上を深読みすると、機動六課はもしかしたら新人を定期的に入れ替える方針を立てているのではないか?と思ったりしたものですから。
これが当たりなら本当に学園ですね。
まあこれも最終回まで楽しみにします。
○そういえば前々回からオープニングに細かいマイナーチェンジが加わっていました。
これが完成版で、DVDはこちらで収録でしょうか?
○さて、次回は「起動六課のある休日(前編)」
ひさびさに訪れた新人フォワードの休日。
スバルはティアナと、エリオはキャロはデート?
タンデムでバイクでツーリング?のスバティアに期待してます。
9話「たいせつなこと」感想
消えない不協和音
彼女の本当に伝えたかったこと
いつか、あの星のように
(以下本編&メガミマガジン版コミックのネタバレ有り)
○自分の失敗が許せなかった。だから、強くなりたかった。
だけど、やっぱり何にもできなかった...
暗闇が晴れ、ティアナが気付いたのはシャマルの医務室。
現在は夜の九時。前回の模擬戦でなのはの練習弾をくらい、それから数時間が経過していました。
シャマルさん、検査のためとはいえティアナの上着どころか下まで脱がしてます(笑)
練習弾っていうのは肉体のダーメージはないようですね。ですが気絶するほどのショックですから、痛覚のみを味あわせるってことでしょうか?
まあ肉体ダメージは無くてもあの体験はトラウマもんだと思いますですよ。
夜の訓練場。一人機材を調整するなのはの元にやってきたのはフェイト。
なのは、昼の件があったのに、こんな遅くまで仕事しているんですね。
彼女はティアナが目覚めたこと、そしてスバルとともに謝りに来たと伝えます。
なのはは昼の一件を「監督不行き届き」と謝り、ティアナの様子を聞きます。
「まだご機嫌ナナメみたい」
二人の気持ちはまだなのはに不満、不信感を抱いているようです。
翌日改めて話し合う時間を持つ、と決めた二人でしたが、そこにアラート、緊急出動の警報が鳴り響きます。
海上に出現した飛行タイプのガジェット2型。
その行動はレリックを求めてではなく、なんらかの示威行為ではないかとフェイト、六課部隊長はやては考えます。
ガジェットを放ったのはやはりDrスカリエッティ。
今回はどうやら速度の上がった改良機のテストを兼ねての六課の戦力調査といったところでしょうか。
そこへルーテシアからの通信。レリック出現の確認でしたが、そうでないと解るとまるで興味が無いようです。
そしてDrはレリックの情報はルーテシア達に流す約束をしている、と。
今日はあの「ゼスト」と「アギト」と行動を共にしていないと言うルーテシア。チームでいつもいっしょ、というわけでもないんですね。
「私の作品はやはり良い出来だ」
Drの「作品」とは、やはりルーテシア含む三人のことでしょうね。
この敵なら超長距離砲撃で撃墜可能。
リミッター解除級の魔法はデバインバスター以上のスターライトブレイカー級?
手の内を見せる必要はないとなのはも進言。
今回はなのは、フェイト、ヴィータに空戦可能な隊長ズのみの出動となり、新人フォワードは待機となります。
しかしティアナは待機からもはずされることに。
魔力体力共に気力の回復を心配してのなのはの気遣いでしたが、今のティアナにはそのまま受け取る余裕がありませんでした。
「命令違反する人間は使えないってことですか?才能の無い私は少しくらい無茶しないと強くなれないじゃないですか」
次の瞬間、ティアナの体は宙を舞っていました。
彼女を殴ったのはシグナム副隊長。
「駄々をこねるバカは、なまじ付き合ってやるからつけあがる」
うーん、まあこれは仕方ない、緊急事態に何やってるって感じですから。甘えを許さない軍曹役のシグナムがやらなければヴィータがやってたでしょうね。
隊長ズを載せて飛び立ってゆくヘリ、ストームレイダー。
納得のいかないスバルもシグナムに訪ねます「命令違反は良くないし、ティアナを止められなかった自分も悪い、しかし強くなろうと自分で努力することはイケナイことなんでしょうか?」と。
スバルも全開の模擬戦の件、それなりに責任感じてたんですね。
「努力は悪くないわ」
そこへやって来たのはシャーリィ。彼女はなのはの事、教導の意味を伝える、と新人ズに伝えます。
「みんな不器用で見ていられなくって」
ロビーに集まった新人とシャーリィ、シグナム、シャマル。
彼らの前で映し出されたのは一人の少女が魔法と出会い、やがて否応無しに戦いの運命に巻き込まれていった記録でした。
フェイトと、ヴォルケンリッターと、闇の書と。
素質を持っていたが故に巻き込まれ、その責任感の強さだけで戦場から逃げ出さなかった少女。
しかし、いつしか「天才」と呼ばれた彼女の体には、本人も知らない負担がかかっていました。
歳に似合わない魔法の威力と、その負担を想像して驚く新人達。
もちろんそれだけでなく、隊長副隊長がなのはとガチバトルを繰り広げていた過去に驚いているようでしたけどね。
これから隊長ズの見方が変わるな(笑)
カートリッジシステムはこの10年で広まったようですね。
ミッドでは廃れた技術だったようだし、不用意な魔力の底上げは、ホテル.アグスタでのティアナの暴発のような危険もありますし。
そしてなのは管理局入隊の二年後、その負担は戦闘中の油断を呼び、思いも寄らない事故、敗北招きます。
無理の対価は安く有りませんでした。
半年の入院、リハビリ。魔法を失うかもしれない、立って歩くことも出来ないかもしれない状況。
なのはの後悔、そして新人への教育方法の原点はここにあったようです。
1stシーズンで兄の恭也が語っていましたね。
なのはは昔から思った事、考えたことをなかな口に出さない少女だと。
父の入院で家族がなのはに構う事ができない環境。無理を言えない時代がその性格を作ったと。
もしかしたら9歳当時から、なにかしら体の変調を感じておりり、彼女の性格はそれを表面に出す事を許さなかったのではないでしょうか?
それがなのはの「不器用さ」なのかもしれません。
「あいつが何時もどおり笑っていたから気付かなかった」
事故当時をを思い返したヴィータのセリフです(ストライカーズコミック)
シグナムはティアナに訪ねます。
ホテルアグスタ、そして模擬戦での行動は果たしてなのはのような命を賭ける戦い、譲れな状況だったのか?
(それは仲間達の為でなく、自分が満足する為だけの行為ではなかったのか?)と。
海上での戦闘は終了。帰投したなのははシャーリィが事故のことを話した事に困り顔。
ですが本心ではいえない事いってくれたと感謝しているのかもしれませんね。
六課敷地内、海の見える防波堤に一人座るティアナの元に、なのはがやって来ます。
それを後ろの茂みから見つめる新人ズとシャーリィ(笑)
なのはテイアナに伝えます。
才能が無いと思うのは間違い、そしてスバル達も未だ原石の状態であり、ティアナはそのチーム射撃と幻術で助け、知恵と勇気を使った指揮でどんな状況も切り抜ける。それがようやく形になってきているところだと。
物足りないと思っている射撃魔法もなのはが撃ったときのような収束状態で使えば有効だし、模擬戦で見せたクロスミラージュのブレード化も決して間違いではありませんでした。
「セットアップ、ダガーモード」
クロスミラージュに隠された機能。それは近接近戦闘、クロスレンジで使用する為の魔法刃を展開する「ダガーモード」への変型でした。
なのははティアナの執務官希望の意思も考え、単独戦闘もこなせる装備を(おそらくシャーリィと共に)デバイスに組み込んでしました。
...ああ、不器用すぎるよなのはさん。
「戦闘はすぐ始まるかもしれない、だから今の長所を伸ばしたかった。だけど、私の教導って地味だから強くなってるかどうか解らなくて、不安になっちゃったんだよね。」
あーなのはさんも「地味」って自覚はあったんだなあ。
たぶん過去教導で教えた生徒から「エースの割には地味な教導よねー」とか影で言われて傷ついたことが有るに違いないんですよ(笑)
なんだか大人なのはさんが初めて可愛く見えました。
ティアナはなのはの本心に気付き、自分の行いの間違いを涙を流しながら謝ります。
なのはも彼女をを優しく抱きとめるのでした。
次の日の早朝。
フェイトは新人を連れ、ある魔導師の称号について語ります。
華麗に戦う優秀な「エース」
どんな困難な状況も突破できる「ストライカー」
なのはは新人達をその「ストライカー」に厳しく、丁寧に育てようとしているのだと。
これはフェイトなりに親友なのはの考えを伝えたかったのでしょうね。
なのはとシグナム、ヴィータは訓練場にいました。
面倒な時期に育ててもやがて生徒は旅立ってしまう。教官というのは因果な役職だとヴィータは嘆きます。
なのははそんな彼女に「一緒にいられる時間は短い、だからこそ出来る限りの事を伝えたい」のだと。
やがてなのはの元に集まってくるスバル他新人達。
ふっきれたような、みんな良い笑顔をしてますね。
「この子達は何が有っても墜させない、いつか自分達の空を飛べるまで」
なのははフェイトと笑顔を交わし合い、いつもの朝練のはじまりを告げるのでした。
○なのはStrikerS 第一部完!(笑)
ああ、良かったなあ、というのがここ数回を見ての正直な感想です。
全てを失ったように思えたスターズ分隊でしたが、これでさらに強い絆で結びついたでしょう。
むしろ今度はティアナがスバル以上になのはに傾倒するようになり、逆にスバルがヤキモチを焼く展開もあったりして(笑)
以前StrikerS放送直前、なのは達は中学生での活躍と思っていたので「こんどは学園ものか?」と予想していました。
それは大きく外れましたが、今回のエピソードを見てある意味本当に学園ものなのかもしれないなあと思いましたね。
六課を学園。フォワードを部活。なのはは赴任した新しいコーチ。
校長はやてが全国から集めた素質のある生徒を、なのはは指導でやがて一人前へと育てててゆく....おお、スポ根もの(笑)
思えばなのはの六課での教導も、今までの教導とは勝手がちがうのではないかと予想。
今までは短期の特別講師というようなものなら、六課では年単位の腰を据えた長期、いわばクラスを一つまかされたようなものなのかもしれません。
その場限りの戦技教導だけではなく、今回の様な個々のメンタル面、そしてその後の進路まで見て行かなくてはいけない。
今回はそんな苦労が伺えました。
そしてこれも予想ですが、もしかしたらStrikerSの最終回は、新人達の「卒業」になるのかもしれませんね。
最初はいなくなるのは、なのは達教官のほうかと思っていました。
しかし、今回ティアナのデバイスにくみこまれたダガーモードの意味、そして最期のヴィ-タの訓練場での「やがて生徒は旅立ってしまう」というセリフです。
それでおもいだしたのは3話のOPはやてのナレーション。
「それぞれの道の、ここは小さな通過点」
以上を深読みすると、機動六課はもしかしたら新人を定期的に入れ替える方針を立てているのではないか?と思ったりしたものですから。
これが当たりなら本当に学園ですね。
まあこれも最終回まで楽しみにします。
○そういえば前々回からオープニングに細かいマイナーチェンジが加わっていました。
これが完成版で、DVDはこちらで収録でしょうか?
○さて、次回は「起動六課のある休日(前編)」
ひさびさに訪れた新人フォワードの休日。
スバルはティアナと、エリオはキャロはデート?
タンデムでバイクでツーリング?のスバティアに期待してます。