よしだハートクリニック ブログ

 院長が伝えたい身近な健康のはなし

よもやま健康談義

2013-04-02 19:45:11 | 健康・病気

 さて、長寿社会が到来し健康への関心が非常に高まっている昨今ですね。テレビ、新聞、本、インターネットなどを介して周りにはいろんな健康情報が溢れています。

食物に関しても、トマト、バナナ、納豆、ヨーグルト、にんにくなど、何々の病気に効く、ダイエットに良いなどなど、テレビで紹介された翌日には、スーパーの棚からその商品がなくなるというブームが日常茶飯事に繰り返されています。食事に取り入れるのは、比較的簡単にできるので特に目立つのでしょうが、これさえ食べていればバッチリなんてことはありませんから、結局はバランスよく安全な食品を適量食べるというところに落ち着くのでしょうね。

運動に関しても、ウォーキング、ジョギング、水泳、登山、サイクリング、体操、各種マシンを使ったトレーニングなどなど目的に応じていろんな種目が紹介されています。体操だけでも、腰・肩・膝など整形外科的痛みに効果のあるものから、めまい・頭痛・疲れ目など体の不調に効果のあるものまで、真面目にやったらこれだけで1時間はかかってしまい、なかなか毎日は続けられません。 運動の効用は誰しも認めるところですが、食事と違い構えるとやや敷居が高くなってしまうので、身近な散歩(あるいは家事で十分)と10分程度の体操あたりが毎日続けるコツといえると思います。

入浴にも良い点があります。40度前後のお湯に10分つかると全身の血流が改善し、体の調子がよくなることを経験します。ただ急激な温度変化には注意してくださいね。

日常生活で手軽にできるのは、呼吸をゆっくりして笑顔でいることです。この状態の時が、一番調子がよいのは理解できますね。

体の健康を自律神経のバランスで説明しているのが、小林弘幸先生です。著書「なぜ『これ』は健康にいいのか?」で、副交感神経の重要性を説いています。ゆっくり動くことに集約される副交感神経活動アップが健康につながるというのです。自律神経のバランスがいいというのは、周りにも伝染し、周りも元気になるそうです。

当クリニックも、『ここに来れば元気になる』と言ってもらえるようなクリニックを目指して頑張ります。