南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島の学校朝礼 

2007年09月10日 | ミクロネシアの小学校
私の幼稚園と学校の朝は、合同の朝礼から始まります。

海に面した校庭に幼稚園児から小学8年生までが、朝礼が始まる鐘の音と同時に各教室前に整列。

始まる時間は8時15分頃、の前後15分に開始。

正確な時間ではなく、校長先生が学校に登校されたら始まります。
ですので、校長先生が遅刻というか、遅く来ると朝礼も遅くなります。

なので、子どもも8時までに学校に来ていれば、それより早く朝礼が始まることはないので良いですが、8時を過ぎてから来る子どもは、登校する時間調整が微妙です。もちろん時計も持っていないですしね。学校にも基本となる時計があってないような。

朝礼の流れは、
1,鐘が鳴って集合
2,村の旗の掲揚
3,お祈り
4,校長先生からのお話

という順番で、毎朝開かれます。

子ども達も小学生になると、登校した時に既に朝礼が始まっていると、校舎の影で身を潜めて?朝礼が終わったら何食わぬ顔で自分の教室にいくのが主流。

それは当然、先生も朝礼遅れたら、校舎の所で子どもと一緒に朝礼終わるのを待っていますから。

今日の朝礼は微笑ましかったです。

昨年僕の生徒で、かなりやんちゃ坊主で、気に入らないことがあると怒るし、暴れるし、悪戯するし、泣くし、挙げ句の果てに先生に怒られて家に1人で帰ったこともある、でも憎めないアブサレムという男の子が今1年生にいます。

そのマイペースで、一直線な彼が、今日は朝礼に間に合わなくて、校長先生が話をしている途中に、音の響くコンクリートの上をサンダルで「バシバシバシ」と音を立てながら、校長先生の視線も気にせず、校長先生の真後ろを通り抜けて、自分のクラスである1年生の教室前に並んでいる仲間の所まで一直線で駈けていきました。

その様子を見ていた上級生などは、かなり苦笑い。先生もニコニコ。
まっすぐで彼らしいことに笑っていました。

ここの学校は全部で200名ほどですが、幼稚園から8年生まできっと全員が全員のことを知っているといった感じです。
そんな村の学校だからこそ、自分が思いきり出せるのかも?
そして、見ているみんなも彼らしいなあと思えるのでしょう。

朝からとても、すがすがしく微笑ましい気持ちになりました。

まっすぐな彼に、そのことを受け止めているみんなにも。





コメント (1)
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