Mieko Carey

Hafa A dai!

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2011-03-20 17:44:47 | 日記
3月19日タガマントライアスロン

先週のエクステラの前日は津波、そして天気は曇り。日曜からやっと天気も回復し、3月のサイパンらしい天候で蒸し暑く、スポーツをするのにはちょっと息苦しく、暑すぎるくらいであった。きずくといくつかのフレームツリーにはすでに花が咲いている。
が、タガマンの前日18日の金曜からはこれまた一転。ものすごい強風(30MPH)日本で言うと、、、ちょっとわからないがこちらでは1時間に30マイルという風速そして雨。金曜の夜、雨でもいいが風が止んでくれればと祈る。

大会当日、4時起床。すでに外のマンゴーの木が風でかなり揺れている音が家の中にいても聞こえる。
Kevinと”あーーー”の一言。家からスタートのPICまでは約5K、自転車でも10分位なのでPICからスタートするレースはいつもWarm-upがてら家から自転車をこいでいくがやはりこの強風そして雨のなかレース前に体を冷やしたくないので急遽予定変更家から車でPICまで。

スイムのアップをしにビーチに行くがまだ空は暗く、何も見えない。
スタートは6時、もしくは日の出と共に!!!ということで明るくなるのを待っていたらウォームアップを逃してのスタートになってしまうため暗い海をアップがてら泳ぐ。

6時少々明るくなりついているブイが見えるくらいに。

韓国、日本、アメリカ、ヨーロッパから約100名のアスリートが参加。
先週のエクステラと両方出る人もいる。特に”プロ”では”PICダブル”といってエクステラとタガマンのタイムをたして誰が1番速いタイムか?という表彰もある。そして1位には来年のサイパンに帰ってくる飛行機代、1週間PIC滞在(3食付!!)プラス$500が貰える!ということもあり毎年ほとんどのエクステラプロアスリートがこのタガマンまでサイパンに滞在する。というわけでもちろんまたまた女性のプロは”難しい”
先週のエクステラで2,3,4位を取った女性陣そして去年のタガマン優勝者の韓国の選手も戻ってきた。
女子はなんと10名のプロ。

6時15分、日の出と共にスタート。
毎年韓国選手はスイムが本当に速い。1Kのループを2周の2K。毎年のことだが韓国の選手はスイムがかなり速い。
私は2K29分で女性4位でスイムを終えたが、1位の女子の選手はなんと24分!!5分の差がある。
PICのビーチスイムということで先週のXterraのカレント、波とは打って変わり、流れは少々あるが波はなく泳ぎやすかった。

T1でアメリカの選手Suzyと一緒になるが、バイクの初め3Kほどで彼女が見えなくなった。彼女はこの日女子で1位のバイクタイムであった。
それでも先週学んだことをしっかり頭に叩き込み、”自分のペースで、””自分の今もっている能力を出す”と頭に入れバイクを漕いでいった。
この日の風は本当に辛かった、特に北に向かう20Kの一直線。足を回してもまわしても進んでいるのかわからない、時々横の風に自転車ごと流されることも、コーチの教え”後ろを見るな”のとおり、前だけをむいて走っていくうちに、一人韓国の選手を抜き、登りでまた韓国の選手を抜き、いつの間にか女子2位になっていた。後ろは気にするが、常に私の頭には”コーチの助言”があった。”後ろを見るな”
北のほうに行くと3箇所折返しのところがあり、後ろを見たくなくとも、後ろの選手と会う場所が出てくる。
通常ならこの辺で毎年他の女性の選手に抜かされていたが、今年はまだ抜かされていない!!!と喜びと同時に、”気を抜くな”とわれに返る。
後ろには先週Xterraの2位、3位、6位の選手がいる。距離もそれほど無く、2,3分というところだろ。
最後の折り返しでもその距離を保っていた。その瞬間頭によぎったのが、”レースはランで始まる”
と言うことだった。誰がランをどれだけ速く走れるか、これでレースは決まると思い、足をできるだけ休ませランに備えるよう頭を切り替えた。
エクステラ2位のオーストリアの選手は選手のレースのランではなんと男女合わせてランでは1位のタイムである。自分がどれだけランで走れるか、、、、

2位のままT2へ。地元の応援の盛り上がりはすごかった!!!いかにももうレースが終わり私が2位で帰ってきたかのような声援であった。
この応援には負けてられない、自分のがんばらねばしかしやはり頭には”押し過ぎない、押して前半で終わってはだめだ””今ある自分の力を出せ”
そして”GO,GO"とだけ考え、道端で応援してくれている友人にも笑顔や、声をかける余裕の無いまま常に前だけを見て走っていった。
11Kの折り返しを終えた時点では今だ2位。そしてまた後ろの選手とすれ違う。
いまだ後ろには3人の女性の選手が近くにいた。”スピードをあげるか??””いやあげたら最後まで持たない”いろいろな駆け引きを考えていたが最後に出た結果は”今出せる力、しかもゴールまでいける力で走れ”ということだった。
私が給水所を過ぎるとすぐさままた同じ給水所が拍手で盛り上がっているのが聞こえるくらいだ。”後ろが近い”と思った。
見たい、でも見ないで前だけを見ろ。”Today is MYDAY" ”やっとこのチャンスが来た。”この大会に7年出てきて今年の女性のフィールドの濃さ、今までこの世界のトップ選手に勝てるとも思っても無く、毎年自転車で抜かされ、ゴールでは5-10分差があっ。
やっとこの日が来た。ここで抜かされることはできない。
最後の2K最後の折り返しで今まで4位くらいだったオーストリアの選手が後ろにいた。やはり彼女は速い。
”あと2K でもまだ 彼女が私を抜かすというチャンスはたくさんある。”手は肩甲骨から降り、足はできる限り大またで速い回転。
コーチに習ったこと全てを振り返り、また”今、ここが全てを出すとき””力を残す必要は無い”
ここで残っていた全ての力を出した。これが本当に120%と言うくらい。これ以上の力は出せない、残っていないというくらい最後の2Kは飛ばした。

何年この日を待っていたか、”サイパンで世界の選手に勝ちたい”日本ではなく、ここサイパンで!
フィニッシュには地元の人たちでいっぱいであった。彼らの歓声が200M先まで聞こえ”あーやっとこの日が来た”
女子2位でフィニッシュへ、1位ではない2位だが私にとっては今まで一番うれしい2位であった。今までずーと応援してくれて来てくれた地元の人たちの前でこのようなレースができたこと、自分の99%や出しすぎの150%ではなく自分の120%の力でレースができたことがうれしかった。
もちろんフィニッシュ後はまたまたKevinに抱えれ、メディカルテントへ。
Kevinのチームは先週につずいてまたまたチームで1位!!!

言葉に表せないほどの喜びでいっぱいでした。
今週はGUAM エクステラへ。 また先週のように”自分とのレース”レース後に後悔の無いレースができるよう心がけます。

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1 Comments

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おめでとう! (おぐおぐ)
2011-03-23 22:21:46
ミエコさん 初めての書き込みです。Xterraに続きTagamanお疲れ様。そして納得いく結果よかったですね!関東東北は大変になっていますがsaipanより応援してください。
XterraでのGU、感謝感謝です!おかげで最後のランで自分に負けることなく走れました。ありがとうございました。
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