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辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」

2020年10月08日 | た行の作家
講談社文庫
2007年 8月 第1刷発行
2019年11月 第40刷発行
解説・川原泉
上巻 591頁
下巻 576頁

辻村さん2冊目
1冊目の「スロウハイツの神様」でこれまで食わず嫌いだった辻村さんがお気に入り作家さんに仲間入り

雪の降り積もるある日、いつも通りに登校した学校に閉じ込められた受験間近の高校3年生の男女8人
外からは入れるけれど出られない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計
2か月前の学園祭最終日の夕方、校舎屋上から飛び降り自殺をした同級生がいたことを思い出す彼ら
しかし、その顔も名前も、男子だったか女子だったかもわからない
どうして忘れてしまったのだろう

職員室の担任教師の机に飾ってある写真
それは学園祭の後、仲の良かった8人と担任で撮影したものです
しかし、一人の女生徒が生徒は7人しか写っていないことに気づきます
姿のない1人は誰?
やがて、8人のうちの誰かが自殺した生徒で彼(彼女)=ホストが作り上げた世界に閉じ込められているのではないか、と考え始めるのでした

予想は外れ、騙され続け終盤に「!」
そういうことだったのか!の連続
そして爽やかなラスト

ホント面白かったです!!

ところで
本作は辻村ワールドすごろくの8番目
飛んでしまいました(*_*)
次は2の「島はぼくらと」が待機中です




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