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あさのあつこ「燦(7) 天の刃」「燦(8) 鷹の刃」

2024年10月08日 | あ行の作家


「燦(7) 天の刃」
文春文庫
2016年5月 第1刷
174頁

燦シリーズ第7弾

国許へ戻った圭寿と伊月、燦
伊月と於よう、圭寿とお吉が結ばれ、そして燦は2人に初めて頭を下げ頼み事をします

身勝手な男たちを恨み続ける於よう
恨んでいる暇はないと言い切るお吉
遊女に身を堕とし自分は死んだものと思ってくれ、という篠音
圭寿、伊月、燦らの活躍と共に、男たちの欲望に振り回され、自分の人生を奪われた女たちが大きく描かれます

田鶴藩が抱える深い闇が次第に明らかにされ、新藩主・圭寿による善政が敷かれるようになるのか…
伊月の父、吉倉伊左衛門の秘密とは…

燦の頼みごとに外出した伊月を待つ圭寿と燦に刺客が放たれ銃口が…で次巻へ、です


「燦(8) 鷹の刃」
文春文庫
2016年8月 第1刷
186頁

燦シリーズ第8弾
最終巻です

藩政改革に取り組む若き城主を支える吉倉伊左衛門と伊月
お吉を従えて江戸から下った於ようは何を目論んでいるのか

一気に進む謎の解明と伏線の回収、衝撃の結末
伊左衛門の謀の恐ろしさに唖然としました

圭寿、伊月、燦
3人の若者が力を合わせて国のため、民のため、前に進むであろうことを期待して読んできたシリーズ
ハッピーエンド、ではなかったですがこれもありでしょうね

よくあることですが、最後は一気に駆け足で物語を終わらせてしまった感じなのは残念でした

伊月の母・八重のその後が知りたいです
男に振り回された人生をその後どう過ごしたのか、気になります





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