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おうち映画(海外)を5本

2020年02月16日 | 映画(海外)
「恋人たちの予感」
原題 WHEN HARRY MET SALLY
1989年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】

初対面で互いに最悪の印象を持った男女、ハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)が男女の間に友情は成立するかという命題に苦悩しつつ、11年の後に結ばれるコメディタッチのラブストーリー

ハリーとサリーのすったもんだはどうでも良かったです(笑)
それより印象に残ったのは二人の将来を暗示しているかのように挟まれるのが何組もの老夫婦の結婚に至るまでの馴れ初めやエピソード
長い時間を一緒に過ごしてきた男女から滲み出る互いへの信頼や尊敬、優しさが素敵でした

サリーの親友役でキャリー・フィッシャーが出演していました
彼女はスターウォーズのライア姫しか知らなかったのですが、古いアメリカ映画を観るとよく脇役で出演されていて驚きです

     



「マリッジ・ストーリー」
原題 MARRIAGE STORY
2019年 アメリカ
【Netflix】

ニューヨークに暮らす舞台監督のチャーリー(アダム・ドライバー)と女優のニコール(スカーレット・ヨハンセン)は価値観の相違から離婚を考えるようになりますが、一人息子の親権を巡って円満な協議離婚は望めず、裁判に発展してしまいます
ニコールが女優に復帰し息子を連れてロサンジェルスで暮らしており、チャリーは“良き父親”のイメージ作りのためニューヨークでの仕事を休んではロスで息子と過ごす時間を捻出する必要がありました
それがホテル住まいでは信用ならない、など離婚弁護士から言われて大変なのです

身長189㎝のアダム・ドライバーと160㎝のスカーレット・ヨハンセンの台詞の応酬が凄まじく圧倒されました
見事な俳優魂です
内容とは別で感心しました

3人の離婚弁護士の存在も面白かったです

この先、どうなるのか
チャーリーとニコールは友情を育んでいけそうな?
壮絶なバトルがあった割には爽やかな印象の残る見応えのある作品でした
     



「はじめてのおもてなし」
原題 WILLKOMMEN BEI DEN HARTMANNS
英題 WELCOME TO GERMANY
2016年 ドイツ
【Netflix】

ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らす外科医のリヒャルト・ハートマン(ハイナー・ラウターバッハ)と、元教師のアンゲリカ(センタ・バーガー)夫妻
退職してから暇を持て余し気味のアンゲリカはある日突然ナイジェリアからの難民・ディアロ(エリック・カボンゴ)を自宅に受け入れると宣言します

アンゲリカの家庭は裕福で幸せそうかと思いきや
リヒャルトは老いを受け入れることが出来ずシワ取治療に夢中
アンゲリカはアル中
長男のフィリップ(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)は妻と離婚、ワーカーホリックで息子にも無視される日々
長女のゾフィ(パリーナ・ロジンスキ)は人生設計が描けず30代になった今も親の金で大学に通っています
問題を抱えた人ばかりです

しかし、ディアロを受け入れたことでハートマン家は家族の絆を取り戻しハッピーエンドを迎えます

コメディ仕立てながら難民問題など伝えようとする内容はシビアです
家族の中で最も自分を変えることが出来たのはリヒャルトとフィリップの男性2人
大人男性の柔軟性の無さ、それを変えるのは女性と子供と外からきた人間
古今東西、普遍的な真実ですね
     




「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
原題 MANCHESTER BY THE SEA
2016年 アメリカ
【Netflix】

ボストンの住宅街で便利屋として生計をたてるリー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)
心を閉ざして孤独に生きる男が兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻り、後見人として甥の面倒をみながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ

何もかもから逃げている主人公の姿に不満を持ちながら観ていました
ところが、妻(ミシェル・ウィリアムズ)と別れる原因にもなった過去の悲劇が明らかになってからは一転、180度見方が変わりました
どんなにか辛かったことでしょう
その悲劇を乗り越えることは出来そうもないけれど、今こうするのがベスト、というところで終わる物語
叔父と甥が所有するボートで釣り糸を垂れるシーンが素敵でした
     




「愛を読むひと」
原題 THE READER
2008年 アメリカ、ドイツ
【Netflix】

原作 ベンハルト・シュリンク「朗読者」

1958年、ドイツ
15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)は21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、やがてハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになります
ある日、突然彼女はマイケルの前から姿を消し、数年後法学専攻の大学生になったマイケルはナチスドイツ時代の罪に問われるハンナと法廷で再開します

映画は2度目
まず映画を観て原作を読みました
その時は原作>映画と思ったのですが今回再度鑑賞して原作=映画に変わりました

ハンナがマイケルの助けを借りながら獄中で文字を覚え、やがて出所の日を迎え、マイケルと同居できるのかと思いきや…
この終盤こそが意味のあるところですが、一度目の鑑賞時には真面目に観ていなかったようです
本も再読しましょう!

ケイト・ウィンスレット、大好き(#^.^#)

邦題ですが「朗読者」または「ザ・リーダー」で良いと思うのですが…
     


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2 コメント

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『朗読者』の映画化 (narkejp)
2020-02-16 07:28:20
まだ観る機会を得ず。良さそうですね。邦題の件、同感です。『朗読者』でだめなのか? アナウンサーの話と誤解される? (^o^)/
返信する
narkejpさん (こに)
2020-02-16 14:23:44
邦題は『愛』を使う頻度が高いように思います。
愛には違いないのですが男女の愛以上にもっと根幹にあるものを描いた作品なのになぁ、など思いました。
2度観てようやく理解した私が言うのもなんですが、機会があったら是非鑑賞下さいね。
返信する

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