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吉田修一「橋を渡る」

2024年02月04日 | や・ら・わ行の作家


文藝春秋
2016年3月 第1刷発行
435頁

2014年の東京

ビール会社の営業課長、明良
部下からも友人からも信頼される彼の家に謎めいた贈り物が…

都議会議員の夫と息子を愛する篤子
思いかけず夫やママ友の秘密を知ってしまいます

TV局の報道ディレクター、謙一郎
香港の雨傘革命や生殖医療研究を取材するなど仕事は充実しており、再来月には結婚も控えています

そして、冬
2085年の日本
ごく緩い繋がりがあった2014年の明良と篤子の子孫が登場
そこに唐突に現れるのはタイムスリップしてきた謙一郎
伏線の回収が図られます

普通に暮らす人々の日常を描いた春、夏、秋から突然の近未来へ
急展開に驚きで受け容れ難かったのですが、あり得ない世界ではないかも、と思うようにしました

現実に世間を騒がせたニュースが何本も登場するのがリアリティを与えていて良かったです




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