ポプラ社百年文庫57
2010年12月 第1刷発行
167頁
ムシル「ポルトガルの女」
訳・川村二郎
領地をめぐる攻防戦に身を投じる城主は異国からめとった新妻を城に残して戦場に寝起きしています
A・フランス「ユダヤの太守」
訳・内藤濯
古代ローマを舞台に統治者の宿命と人間理解の限界を告発します
ゲーテ「ノヴェレ」
訳・小牧健夫
山の古城に響き渡る少年の歌声が恐怖に委縮していた大人たちの心を解き、目前の恐怖を追い払います
「ユダヤの太守」でのユダヤ人に関するあれこれに現代に通ずるものが多く、ずっと変わっていないことに驚きました
残念なことに、3作品とも哲学的で私にはレベルが高く読むには読んだけれど、でした
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