「武士とその妻」
2022年
BS-TBS
【チャンネルNECO】
原作 池波正太郎「へそ五郎騒動」
武家の次男に生れたがゆえ、役立たずの誹りを受け“へそ者”として生きてきた小五郎(工藤阿須加)と厳格な武家の一人娘としてまっすぐに育ち、藩内でも噂がたつほどの美貌を持つ恵津(志田未来)
縁あって夫婦となった2人は、慎ましくも小さな幸せを掴むはずでした
しかし、城内で家や恵津を貶める言葉を浴びせられた小五郎は、面目を保つため事件を起こし、出奔してしまいます
武士とはこれほどまでに窮屈な生き方しかできないものなのか
封建制度にがんじがらめにされながら、互いを信じ、強い絆で結ばれた小五郎と恵津の姿には心打たれるものがありましたが、もう少し肩の力を抜いても良いのに…と思うのは現代に生きる者だからでしょう
小五郎を幼い頃からよく知り、恵津との縁組を取り持つ寺の和尚役の火野正平さんが良い味を出しています
工藤阿須加さんは時代劇初主演だったとのこと
殺陣もそこそここなしていて凛々しい武士を頑張って演じていたと思います
実は鑑賞は2度目
理由は分からないけれど1度目の時に感想を残していませんでした
思うに、評価が低かったのだと思います
そういうのも切り捨てず観直すと案外良さが分るものですね
原作が収録されている「谷中・首ふり坂」を読んでみませう
「信長協奏曲」
2014年
フジテレビ月9
全11話
【チャンネルNECO】
原作 石井あゆみ
勉強が苦手な高校生・サブロー(小栗旬)はひょんなことから戦国時代、天文18年(1549年)にタイムスリップしてしまいます
そこで出会った本物の織田信長と瓜二つの容貌をしていたことから病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、しぶしぶ信長として生きていくこととなります
当初は周囲から困惑され裏切りや暗殺されかかるも、偶然が重なり飄々と切り抜け、徐々に家中や領民の支持を受け、家臣・平手政秀の死をきっかけに本気で天下統一を志すことになります
映画は鑑賞済みにておおまかな雰囲気は把握済
サブローの他に、美濃の斎藤道三(西田敏行)、大和の松永久秀(古田新太)も現代からやってきているのがウケます
サブローが歴史オンチで本能寺の変を知らないという設定が良いですね
向井理=池田恒興、山田孝之=豊臣秀吉、柴田勝家=高嶋政宏、徳川家康=濱田岳、帰蝶=柴咲コウなどなど豪華出演陣が力いっぱい演じていて初回から最終話まで存分に楽しませてもらいました
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