原題 THE NATURAL
1984年 アメリカ
若くして野球の天才と呼ばれるも、凶弾によって球界入りを遅らされ、35歳にして“奇跡のルーキー”として活躍することになったロイ・ホッブス
その半生を描きます
THE NATURAL=天性の才能
主人公のロイ(ロバート・レッドフォード)はまさに野球をするために生まれてきたような天才野球少年
その才能を見い出した父と練習に励む日々でしたが、父は若くして雷に撃たれて亡くなってしまいます
父の死後、落雷のあった木を自ら削ってバットを作るロイ
父の夢を携え、20歳の時シカゴ・カブスの入団テストを受けに向かうのですが、その途中凶弾に倒れ球界にでデビューすることなく姿を消します
16年後、35歳になったロイは万年最下位のチームに拾われ、手作りのバットで大活躍
チームを上位に導きます
スポーツものにつきものの話ですが、これが面白いのですよね
マスコミにもてはやされ、メジャーリーガーという長年の夢が叶ったロイですが、光があれば闇もある世界
八百長試合に利用されそうになります
チームの存続か自らの矜持か
迷い悩むロイは突然の体調不良に襲われます
入院先のベッドまでやってきて八百長試合を迫る男を追い返すロイでしたが、それは自分の命との引換にもなる勝負でした
野球と同時に描かれるロイの女性関係
メジャーになってからロイに近寄ってきた女性は彼を貶める存在です
忠告する者もいるけれど目の前の美女についつい引き摺られてしまうロイには呆れます
若かりし頃の凶弾事件もふらふらと美女の誘いに乗ってしまったからなのに、反省していないのですかねぇ
故郷に置いてきた初恋の女性こそがロイにとっては『女神』なのに
最後に彼女に落ち着くのですが、ロバート・レッドフォードがロイの心境の変化を見事に演じており好感が持てました
よくある物語かもしれませんが、野球好きとしてはまぁ楽しめました
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