1999年 フジテレビ
【日本映画専門チャンネル 時専文庫】
原作 宇江佐真理「髪結い伊三次捕物余話」
深川育ち、江戸っ子で粋でいなせな髪結いの伊三次(中村橋之助 現・中村芝翫)
夢は自分の店を持ち、恋仲の辰巳芸者・文吉(涼風真世)と所帯を持つこと
実は伊三次には髪結いともう一つの顔があり、それは定廻り同心・不破友之進(村上弘明)の密偵というものでした
友之進との固い絆、文吉との恋物語、そして江戸下町の人々の喜怒哀楽を織り交ぜて物語は展開していきます
当時の文物や風俗、生活習慣や言葉を可能な限り再現し粋でいなせなカッコよさにこだわったとのこと
原作の良さもあるでしょうが民放でここまでの時代劇を製作していたとは知りませんでした
伊三次とお文の江戸言葉でのやり取りはホント『粋でいなせでカッコいい』でした
友之進が伊三次や伊三次の弟分・弥八(山田純大)を殴ったり蹴飛ばしたりするシーンが多いと感じましたが当時はそんなだったのでしょうね
全9話、どれも面白かったですが最も印象に残ったのは
第4話の友之進の同僚の妻・ゆき(国生さゆり)の物語
ゆきに友之進の妻・いなみ(伊藤かずえ)が自分の身の上話を語るシーンは女優2人に釘付けでした
宇江佐さんはアンソロジーで何か1作読んだ記憶があるだけです
本ドラマで知った伊三次シリーズを順に読み進めていこうと思います
あさのあつこさんの弥勒シリーズも高田郁さんのみをつくしシリーズも読まなくちゃいけないし
忙しい~~~嬉しい悲鳴!(^^)!
私は宇江佐真理さんファンなので、髪結い伊三次シリーズ、全て読みました。良いですよ~。
でも、宇江佐真理さんが亡くなってしまい、結局未完です。
テレビドラマも面白そうですね。私も見てみようかしらん。
葉室さんといい、さくらももこさんといい、どうして素晴らしい方が早くに亡くなってしまうのでしょう。
是非とも、原作全て読みたいと思います!
ドラマも是非是非、ご覧になってください^^