原題 ONE CHANCE
2013年 イギリス
実在のオペラ歌手、ポール・ポッツの波乱に満ちた半生を描きます
1985年、イギリスの片田舎に暮らすポール・ポッツ(ジェームス・コーデン)
体型や性格から子供の頃からのイジメられっ子で、美しい歌声を持ちながら将来はオペラ歌手になりたいという夢を人に話すことも出来ず、携帯ショップのアルバイト店員として地味な日々を送っています
メル友のジュルズ(アレクサンドラ・ローチ)とはメールのやり取りだけで満足
しかし、ショップの店長・ブラドン(マッケンジー・クルック)に背中を押されて実際に会い、恋人同士になれたことからポールの人生は夢に向かって一歩前進するのでした
ジュルスに励まされイタリアのオペラ学校へ入学しますが、挫折
故郷へ戻りジュルスと結婚
その後も運が向いてきたかと思うとアクシデントに見舞われることが続きどうもうまくいきません
最後は、皆さんご存知の通り、スター発掘のアマチュアコンテストに応募、見事優勝し幼い頃からの夢だったプロのオペラ歌手になることが出来ました
ポールの成功の陰には妻のジュルスの存在が欠かせません
素晴らしい女性です
ひっそりと息子を応援し続けた母(ジュリー・ウォルターズ)
なかなか認めようとはしなかったものの最後には「父親の成功は、子が親を超えることだ」と語る父(コルム・ミーニイ=我が家では通称オブライエン)
ブラドンや町の人々の応援も忘れてはいけませんね
YouTubeで実際のコンテストの様子を見て再びウルウル
全てポール・ポッツ本人の吹き替えという歌声に魅入られました
じんわりと感動と優しさが伝わってくる作品でした
今でも時々思い出したように観て聴いています。映画をぜひ観てみたいものです。
これまでの苦労がやっと報われる感動というより、あの歌声そのものから感銘を受けました。
それにしても、それまでの彼の不運はまるでドラマでした。
(^_^;)