「ダウンサイズ」
原題 DOWNSIZING
2017年 アメリカ
【Netflix】
人類が縮小可能になった未来社会を舞台に社会風刺を交えて描くドラマ
ノルウェーの科学者により人間の身体を縮小する方法が発見され、身長180㎝なら13㎝にまで小さくすることが可能になりました
人口増加による環境、食糧問題を解決する計画が立ち上がり、一度小さくなれば二度と戻ることはできませんが、それでも世界中でダウンサイズを選ぶ人が徐々に増えていきます
アメリカのネブラスカ州で、母親の介護やマイホームの夢に疲れを感じている平凡な男ポール(マット・デイモン)は少しの蓄えでも裕福な生活が送れるという世界に希望を抱き、母を見送った後、ダウンサイズを決意
しかし土壇場で妻のオードリーが逃げ出してしまい、ダウンサイズの世界でひとり寂しい生活を送ることになります
大学の医学部に籍を置いていたものの母親が倒れ、中途退学で実家に戻り、小さな会社で理学療法士として働いているポール
現在の給料では妻の望む広い家を買うのは厳しく、悩みは尽きません
大学の同窓会でダウンサイジングをした同窓生に会ったことで心が揺れます
ポールという人間は、その時その時の状況に流れされていて、確固たる意志で人生を切り拓いてきたわけではなさそうです
自分に自信がなく、常に迷い、他人の話を信用してしまう…
ダウンサイズの世界に行ってからも同じようなものですが最後の最後にやっと自分で自分の道を選ぶことができたのは良かったですけど、それもそっちで知り合った女性の影響なんですねぇ
SFコメディとのことですがSF面はツッコミどころだらけ
コメディも社会風刺も中途半端でした
いいヤツなんだけど…な平凡なアメリカ人男性を演じさせたらマット・デイモンの右に出る役者はいない、と密かに思っています
配役だけは良かったかも(*_*)

あの平凡さで、アクションもかっこいいですよね。
機会があれば見たいと思います~。
これは映画としてはアレですがマット・デイモンにぴったりの役柄で妙に納得させられました。
はい、機会があれば、ということで(*^_^*)