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おうち映画(海外)を5本

2021年01月09日 | 映画(海外)
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」
原題 YES MAN
2009年 アメリカ
【Amazon Prime Video】

仕事でもプライベートでも「ノー」を連発し親友の婚約パーティまですっぽかしてしまうカール(ジム・キャリー)
今のままだと孤独死してしまうと脅され、生き方を変えようと決心しあるセミナーに参加、いつどんな時も「イエス」と答えるというルールを自分に課します
その結果、偶然知り合った女性アリソン(ゾーイ・デシャネル)から好意を持たれる、仕事ぶりが評価される、など運気が上がっていくのですが…

カールの運命やいかに?
相変わらず表情が豊かで体を張って笑わせてくれるジム・キャリー
安心して観ていられます
ドタバタコメディの中に、日々の暮らしに参考になる言葉がたくさん出てきて、なかなかに奥深い内容でした
  




「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」
原題 MARY QUEEN OF SCOTS
2018年 イギリス
【Amazon Prime Video】

16世紀の英国を生きた2人の女王、スコットランドのメアリー・スチュワート(シアーシャ・ローナン)とイングランドのエリザベスⅠ世(マーゴット・ロビー)を描きます
王位継承権を巡りライバルでもあるメアリーとエリザベス
男性優位の社会で奮闘し互いに魅了された2人の人生は、イギリス版大河ドラマのようで見応えがありました
最後にはスコットランドを追われイングランドでエリザベスに庇護されるもエリザベス暗殺を画策したとして斬首刑に処せられたメアリー
罰する側も罰せられる側も哀れでした

人間関係や歴史的背景をより知りたいと思い調べましたら、エリザベスⅠ世に子はなく、現在の英王室はメアリーの産んだ王子の直系ということが分りました
我が息子に王位を、と願ったメアリーの望みは叶ったのです
  




「不都合な自由」
原題 OUTSIDE IN
2017年 アメリカ
【Netflix】

無実の罪で20年の刑期を終えて仮釈放された38歳のクリス(ジェイ・デュプラス)が、刑務所にいる間に支えてくれ、仮釈放にも力を貸してくれたた女性キャロル(イーディ・ファルユ)との絆を深めようとする姿を描きます
受刑者と面会者の関係だった2人が、クリスが自由の身になったことでどう変わっていくのか
妻キャロルの活動に否定的な夫は家を出ていき、娘ヒルディ(ケイトリン・デヴァー)はクリスと関わることで自己表現を他人に見せる勇気を得ます
そしてキャロルはやりがいのある仕事のために街を離れることにし、クリスはやっと職にありつきます
2人は、時々ならランチくらいは出来る距離で生きていくことにするのでした
自由になったのに自由じゃない人生に苦悩するクリスの日々がバックに流れるギターのアルペジオで上手く表現されていました
  
  




「アダムズ・アップル」
原題 ADAM’S APPLE
2005年 デンマーク、ドイツ
【ムービープラス】

旧約聖書の「ヨブ記」とアダムのリンゴの寓話をモチーフに田舎の教会で繰り広げられる奇妙な人間関係をブラックユーモアで描きます

仮釈放されたスキンヘッドの男アダム(ウルリッヒ・トムセン)が更生施設を兼ねた田舎の教会へやってきます
ネオナチ思想に染まっている彼は指導役の聖職者イヴァン(マッツ・ミケルセン)から、「庭のリンゴを収穫してアップルケーキを作る」という課題を与えられますがほとんど無視
イヴァンも以前から教会で暮らす先輩にあたる2人もどこか変でアダムのイライラは募るばかりです
近所の医者からイヴァンの自己欺瞞を知ったアダムは執拗にイヴァンを責め本人の口から真実を言わせようとしますが、鼻の骨が折れるほど殴られても飄々として柳に風のイヴァンなのでした

CSで“こんなマッツ・ミケルセン見たことない!”の謳い文句につられて観ました
ホントその通りでこれまで観たマッツ様のイメージからはほど遠い内容で驚きましたが、そこはやはり大好きなマッツ様、とんでもない魅力再発見でした
ブラックユーモアといいつつ、笑いを狙い過ぎない良い作品でした

鑑賞後ヨブ記についてざっとお勉強して「ガッテン!」でした
  




「コーチ・カーター」
原題 COACH CARTER
2005年 アメリカ
【WOWOWプラス】

1999年に実際に起こった出来事を元に描く感動の実話ストーリー

スポーツ店を営むカーター(サミエル・L・ジャクソン)は高校時代は伝説のバスケットボール選手で、頼まれて母校のバスケットボール部のコーチになります
しかし、そのチームは負けてばかりで部員たちの生活態度は最悪、学業成績も芳しくありませんでした

まず、カーターが部員たちに徹底したのは、コーチである自分への尊敬
基礎体力をつけること、学生の本懐である成績を上げること
最初は反感から勝手に体育館を出ていく者もいましたが、徐々にチームメイトとの絆が深まり、それまで連戦連敗だったのが飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち続けるようになると家族や学校全体が応援してくれるようになります
さらに、部員たちは勉強も頑張るのです

部員たちのほとんどが貧しい暮らしの中で将来が見えない生活を送っており、このままでは麻薬の売人になるしかない、という者もいるくらいでした
カーターが部員たちに教えたのは試合で勝つことだけではなく、勉強すること、大学へ進学すること、人生設計を立てること、そこにこそスポーツの真髄があるということでした

ところどころ「スラムダンク」を思い出しながら、カーターの言葉にいちいち肯いて観ました

部員の母親役でオクタビア・スペンサーが出演していてビックリ
若い母親ですが息子を愛する芯の強い女性で彼女らしい役柄でした
  

  

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