「LAMB/ラム」
原題 LAMB
2021年 アイスランド、スウェーデン、ポーランド
【ムービープラス】
アイスランドの人里離れた山間で暮らす羊飼いの夫婦、インクヴァル(ヒナミル・スナイル・グブズナソン)とマリア(ノオミ・ラパス)が、羊の出産に立ち会うと羊ではない何かが産まれてきます
子どもを亡くしていた2人はその「何か」にアダと名付け育てることにします
アダとの生活は穏やかで幸せな時間でしたがが、やがてアダは2人を破滅へと導いていきます
顔は羊、身体は人間のようなものが産まれてくるということだけは知っていました
スリラーとのことでアダと名付けられた生き物が2人を恐怖に陥れるかと思ったのですが、アダはむしろ可愛らしい女の子で、本当に怖かったのはその生き物を我が子として育てようとしたマリアの心の闇でした
台詞のある登場人物はインクヴァルとマリア、インクヴァルの弟・ペートゥル(ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン)の3人のみ
それも極端に少なく暗めの映像が続くことで、次に何かが起こるのではないか不安にさせられるのが怖いけれど目が離せませんでした
予想を裏切るラストに仰天
それで、どうなるのだろう…
面白かったですが、人にお薦めはできないかな
「87分の1の人生」
原題 A GOOD PERSON
2023年 アメリカ
【Amazon Prime Video】
アリソン・ジョンソン(フローレンス・ビュー)は運転していた車で交通事故を起こし同乗していた友人夫妻を死なせてしまいます
その苦しみから逃れるため鎮痛剤への依存が止められず、ほとんど引き籠りの生活を送っていますが何とか立ち直ろうと自助グループに参加
そこで亡くなった友人の父親ダニエル・アダムス(モーガン・フリーマン)に偶然出会います
元警官のダニエルも実はアルコール依存症でした
“87分の1”とは鉄道模型などに使われる規格のこと
ダニエルは自宅に鉄道模型のジオラマを造っており、そこで自分が送りたかった理想の人生を再現していたのです
アリソンとダニエル
2人が許しを経て、友情を育み、共に希望を見出していく作品ですが、前進と後退が繰り返され、さらにダニエルの孫娘や息子(友人の弟で事故前までアリソンの恋人だった)の苦悩も絡んできて、かなりキツイ内容でした
ダニエルの台詞
「運命を愛せよ、運命は選べないが寄り添うことはできる」
名優、モーガン・フリーマンの言葉は胸に沁みます
生きることは、とても大変なのです
彼女主演の映画ってあまり見てない事に気付きました・・・。(-_-;)
「87分の1の人生」はモーガン・フリーマンが好きなので機会があったら見たいです。
ノオミ・ラパスは「ドラゴンタトゥーの女」で有名みたいですけど全く知らなかったです( ;∀;)
モーガン・フリーマンのはお薦めです。
随分お年を召されましたが、まだまだ活躍して欲しい俳優さんです。