第10回 桂米團治独演会
中電ホール
満員御礼
人気ですね~
桂そうばさん
「手水廻し」
宿泊客から大阪弁で『手水を廻しておくれ』と言われ、意味が解らないながら何とか対応しようとする福井の宿屋の主人と調理人
本場、大阪で『手水廻し』を体験する二人の滑稽さ
桂米團治師匠
「天狗裁き」
ニヤニヤしながらうたた寝をしていた男
女房にどんな夢を見ていたのか聞かれるも、夢は見ていないと言い張る
話せないような夢を見ていたのか、と怒る女房に始まり
大家さん、お奉行、天狗からも夢の内容を話せと迫られる
オチは見えていますが師匠の”演技”を堪能しました
桂南天さん
「ちりとてちん」
知ったかぶりの男に、長崎土産と偽って腐った豆腐を食べさせる旦那
最後まで『知りません』と言わない男が哀れにも見えます
桂米團治師匠
「蔵丁稚」
お使いを頼まれたのをよいことに芝居小屋に寄り道した丁稚が懲らしめとして蔵に閉じ込められる
見どころは蔵の中で空腹を紛らわせるために丁稚が演じる芝居の真似でしょう
丁稚が演じる芝居ではなく、本物の芝居を観ているかのようでした
中入
桂米團治師匠
「地獄八景亡者の戯れ」
長い…およそ50分
その長さを全く感じさせない米團治師匠です!
演じる年月日、時間により細部を変更するとのこと
地獄の演芸場に新入りとしてやってきた桂米朝~なんて件もあったりして
”くすぐり”の上手さですね~
枕では米朝さんをネタに笑いをとっておられますが
裏にある米朝さんを失った哀しみや落胆、米朝さんが復興数々の噺の継承への強い意気込みを感じました
それは落語界全体が同じでしょう
米朝さん亡き後、米團治さんだけでなく多くの噺家さんが米朝さんが復興させた噺を演じられていることからも分りますね
後ろの席のご老人のカラカラと朗らかな笑い声が気持ち良かったです
周囲があまり笑わないと面白みも半減しちゃいますよね
ワタクシは周囲に関係なく笑いますケド
秋の独演会のチケット
早くも購入しました~(^_^)
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