猫絵日記

絵を描きながら、猫と私のささやかな日常を綴っています。

ちょろの病気

2015-05-19 06:54:59 | 日記


「ちょろ」が、5,6才の頃だっただろうか。

トイレに座ったままでじーっとしている。
表情が固まっている。
「具合が悪いのかな。」直感的にそう思った。
ただならぬ雰囲気を感じて、すぐに病院に連れて行った。

診断は“尿路結石”だった。
オス猫に多いらしい。
今までメス猫ばかり飼っていたせいか、初めて聞く病名だった。

導尿してもらい、注射して帰る。 
しかし、しばらくは、毎日導尿で通院することになった。

放っておくと、数時間、数日で死に至ることもあるという。聞かされてぞっとした。 早く気が付いて良かった。


それから、10日間くらい毎日通った。(治療代10万円くらいかかった!)

「ちょろ」にはつらい治療だったのだろう。最後は診察台で震えていた。見るのもつらい。

療法食になった。 …しかし、エサ代が結構高い。



元気になると、気が緩んだ。

pHコントロールしますと書いてある、市販のキャットフードなら大丈夫かな。
大好きなカツオ節もちょっと食べちゃった。


再発した!

油断したことを後悔した。
また通院が始まった。 「ちょろ」は痛くて、怖くて震えていた。
「ごめんね。ちょろ」

「この猫は、緊張しちゃうから入院はかわいそうだね。大変だけど毎日連れてきてください。」と言われた。 内弁慶だもん。
仕事が終わると、嫌がる「ちょろ」をキャリーケースに押し込み、自転車に乗せて通った。特別に休診の日も…。

もう、2度と市販のものはあげまいと心に決めた。
猫の命には代えられない。
「ちょろ」はキャットフードしか食べない猫だったから助かった。「ルド」みたいな雑食猫は大変だろうな…。


病気になって改めて考えさせられた。

…いつも元気でいてくれるとは限らない。今、こうしていられること、当たり前の日々が貴重なんだ。
猫だって、持病を持ってしまうことだってある。
大切な、大切な存在なのだから、つらい闘病も、力を尽くしてあげたいと思う。できれば、本人が苦しまないように…。
そんな覚悟も必要なんだ。








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5月18日(月)のつぶやき

2015-05-19 06:16:46 | 日記

くろは極端な怖がりや。耳が緊張状態。自分で被った紙袋の音に、パニックを起こして、そのまま階段から転げ落ちた。 pic.twitter.com/XlfY4W7boT


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